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いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

ブラックバイトと塾講師

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仕事がとても忙しくなってブログを書く時間すら取れないという状況でありまして,6月に入って1本目の投稿になります。早く炎上案件を片づけて,日常に復帰したいものです…。

 

さて,ブログは書いていないけれどもはてブは毎日チェックしておりまして,いろいろと書きたい案件があるわけですが,取りあえず以下の記事には言及したい思ったので,まずはこれについて書きたいと思います。それはブラックバイトと塾講師についてです。

 

 講師らが授業時間の前後に働かされているのに賃金が支払われていない事例があり、厚労省が調べていた。残業の割増賃金を支払わなかったり、時給が最低賃金を下回ったりする例もあったという。

  

www.asahi.com

 

まず塾でバイトをするとどのような説明がなされるかというと授業準備は時給に含まれていると言うんですね。だから授業のために時間外労働をしてもそれは労働時間として認めないということです。こんなのはおかしいのは当たり前なのですが,塾業界ではそれが常識としてまかり通っています。

 

また授業後の質問対応なども労働時間外にされています。これは「授業時間内でその日の内容をしっかり教えないお前が悪い」という理屈の下,無給での質問対応が強要されているわけです。ほとんどの先生は授業後も質問対応している中で,「授業内で完結しろ」というのはそもそもそのカリキュラムがおかしいと思うのですが,そうはならないのが塾業界な訳です。

 

といっても,これらを「強要されている」と思っている人は塾の講師で働くということはしないわけで,実際には時間外でも文句も言わず生徒対応をしているわけです。そうしたアルバイトの先生の善意を利用し,それに甘えるような形で塾の経営というのは成り立っていると言っても過言ではないでしょう。

 

個別指導塾ユニオンによると、個別指導型の塾では講師が受け持つ生徒一人ひとりの成績がみえやすいため、「どのくらい成績が上がっているか?」「指導方法は適切か?」などのプレッシャーや過大な責任を負わせるという。
また、人手不足もあって、「休みたいのに休めない」「辞めたいのに辞められない」という状況があるほか、残業代の未払いや「大学の試験期間でも休ませてもらえない」ことへの相談が持ち込まれているという。

 

www.j-cast.com

 

こうしたアルバイトの講師に依存せざるを得ない塾がほとんどであり,過大な責任をアルバイトに背負わせているのは確かでしょう。私も金が払われていないのに,いろいろと生徒のために働いたことを覚えています。それでたまにお金が払われると「金を払っているのに!!」なんて言われたこともあります。

 

そもそも子どもの人数が減っているのに,塾の数が多すぎるというのもあるんですね。中小の塾の経営は本当に苦しいんです。大手は資金力にものを言わせて授業料を下げるという事も可能です。大手から独立した教室の前に授業料半額で教室を出してその独立した塾を潰すなんてこともあるわけです。

 

子どもの人数が減っている中で,より多くの生徒を確保すべく,塾に通う生徒の年齢はどんどん下がっています。以前は小4でも早かったのに,今は小1,2から塾に通うなんてこともあります。そうやって人数を確保する。それでも生徒が集まらないので,授業を下げる。それで,そのしわ寄せは人件費にいく。だから人件費を下げるためにお金を払わない。ブラックバイトと呼ばれるのも当然でしょう。

 

では専任は楽なのかというもっと過酷なのであって,3年離職率が高い業界な訳で,厳しい労働環境であることは確かです。「生徒のために」みたいな精神論だけで無給労働を強要し,専任もバイトも疲弊する構図。こうした状況はこれからも変わらないのかもしれません。塾業界を離れてみて,とくに最近感じたことでした。まあそういう精神論が好きな人は良いのかもしれませんが…。

 

ブラックバイト

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