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いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

便所の落書きと有名税

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よく男子トイレに入ると(とくに大便用の方)の壁には目の高さに多くの落書きがあった。大変卑猥な絵やなぜか男子トイレなのに自分の連絡先が書いてあったり、記憶には全く残ってないけど、見ると面白いなんてものがあった。そうした落書きがネット上で拡散される。もちろん便所の落書きそのものが拡散されるのではなく、便所の落書きみたいな文章が拡散されるのだ。

 

今まで便所という閉じられた空間で繰り広げられていたものが、ネット上で拡散される。書く方の意識が甘いと言われればそれまでだが、そうした落書きが拡散され続けるのがネットの特徴だろう。また間違った事実を含んだ「落書き」を拡散されるという場合もある。

 

 さて、つまらない事を長々と書いてしまったが、私が書きたかったのは「Twitterの2チャンネル化の防止」についてである。Twitterが「便所の落書き」のようになれば、その為にTwitterを忌避する人達も多くなるだろうからだ。

 Twitterの2チャンネル化は防止出来るか : アゴラ - ライブドアブログ

 

2チャンネル、ツイッターと「便所の落書き」だと言われる言説が流布しているけれども、それがなぜ悪いのかというと、今までは「便所の落書き」という閉じられた空間でなされていた悪口が、ネット上で拡散され、しかもそれが事実であるかのように思われるからだろう。さらに前述したように、ネット社会の特徴として、有名な人が「有名税」を払うだけではなく、一般の人が「有名税」を払うようになった。

 

アルバイトの写真で大炎上→アカウント閉鎖という流れをよく見ると、最初は拡散を喜んでいる当事者たちもあまりの拡散具合や批判コメントに段々と恐怖を覚えるようである。

 

私自身は理系出身なので、比較的早い時期からネットにも触っていたし、ツイッターも2010年からやっているが、そうした中でいろいろな人を見てきたし、ツイッターで身バレして去っていく人もいた。そうした怖さみたいなものはよく理解しているつもりなので、普通に大学名やサークル名を書いているアカウントに出会うとカルチャーショックを受けるというのはある。

 

ネットというのは結構面白くて、特にはてな界隈で活動しているとはてなの有名人が必ずいる。でも外に出てみると「はてなって何ですか?」「はてな?へー(たぶん分かっていない)」という反応が返ってきて当たり前ではあるけど、自分が見ているネットと他人が見ているネットというのに大きな差があるのは確かだ。だから影響力という意味で考えると自分にとっては影響力があるように見えるものも、たいした影響力はないなんてことはよくある話である。はてなというのはそれだけ共通のコンテンツをみんなで見ているということなのだと思う。

 

それは書く側である自分にも言えて、たいした影響力があるわけではないのだけれども、何かをネット上に書くということに対して自主規制というのはかなり働くようになった。

結果として、メールを頂けば頂くほど、ブログで表現できる範囲が狭まっている(狭めている)のが自分でも分かります。

 

例えば、ブログやTwitterに何か書こうとすると、
「こういうことを書いたら、あのメールを送ってくれたあの人が傷つくかもしれない」「これは、あの人に説教する内容になってしまうかもしれない」
こういうことが自然と頭に思い浮かんでくるんですよね。

 

何か制限がある中で文章を書くのはゲーム感覚で面白いものの、踏み抜いた時には誰かを傷付けるとなると、なかなか勇気のいる綱渡りだったりします。漠然と思い浮かべる読み手像と、実際にメールをやりとりした人だと思い入れが違うんでしょうね。

インターネットにおける有名税の存在 - 斗比主閲子の姑日記

 

世の中にはいろいろな人がいて、自分が嫌いなものでもその熱狂的なファンがいることもあるので、そういう人たちへの配慮みたいなものは頭をよぎる。たいした影響力もないのに、ネットで書くというのはそういうことなんだろうなと思うようになった。

 

 

「なんでラーメンで?」と思うかもしれないけど、どんな言説も相手の逆鱗に触れるみたいなことはある。だから何も書かない、書けないではなくて、うまく書く。中にはそうした炎上を気にせず逆に炎上を狙って起こす人もいるけれども、たいていの人はそうではない。もしそうしたリスクを考えつつも、ネットで表現をしたい、でも表現する方法がないとしたらネットから去るしかないのかもしれない。そんなことを思いつつ、今日もネットを眺めている。

 

 

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