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いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

鬼は怖い方がいいのか優しい方がいいのかという話

子育て

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2月3日は保育園で節分のイベントがありました。昨年のイベントでは保育士の気合が入りすぎたのか,かなりリアルな鬼が出現し,子供たちはとても怖がってしまいました。その結果,夜中に夜泣きをした園児が続出したようで,保護者の間でも「節分のイベントは休ませようか」なんて話も聞こえてきたぐらいです。

 

我が家も昨年は夜泣きがひどくなってしまい,保育園の玄関に飾ってあった鬼の写真を見ては「鬼が怖いから中に行かない」と保育園で愚図ってしまって大変でした…。今年も保育園の鬼の写真を見つけて,「鬼怖いから保育園に行かない」と泣き叫んでいました。まだ今年は鬼に会っていないのに夜中に泣いて起きることもあり,「これ今年大変だぞ」とある意味覚悟をしていたわけです。

 

それで節分のイベントに鬼が出るかどうか本人に伝えた方が良いのか,当日は「今日は鬼が出る日だ」と伝えるべきかどうか悩んでいたのですが,保育園ですでに「鬼が出ます」と子供たちにお知らせをしていたようで,息子はかなりビビッておりました。

 

こうした保護者の心配を耳にしたのかもしれませんが,今年登場したのは優しい鬼だそうです。最後にちょっと怖い鬼も出てきたようですが,基本的には保育士が鬼をお面をかぶる優しい鬼のスタイル。そのためか,息子は怖い鬼の時に少し泣いてしまったようですが,夜中に怖くて起きてしまうということはありませんでした。

 

節分のイベントなので鬼が出てくるのは分かるのですが,優しい鬼って何だろうなと考えてしまったんですよね。以下の説明によると豆まきの鬼は邪気を表すものなので,怖いものとしないといけないというのがありますよね。

 

「鬼」という字を「おに」と読みますが、「おに」という日本語は「陰(おん)」に由来します。「陰」とは目に見えない気、主として邪気のことをさし、それが「おに」なのです。また、隠れているこわいものとして「隠人(おんにん)」が変化したという説もあり、形の見えない災害、病、飢饉など、人間の想像力を超えた恐ろしい出来事は鬼の仕業と考えられていたのです。

つまり、新しい年(立春)を迎える前日(立春の前日・節分)に、鬼に豆をぶつけて邪気(おに)を払い、福を呼びこもうというわけです。

また、十二支の丑というのも陰陽でいうと陰になり、鬼が住むのは鬼門である丑寅の方角なので、鬼は牛(丑)の角と虎(寅)の牙を持ち、虎の皮のふんどしをしているのです。(※ヒョウ柄ではありませんからお間違えのないように) 

 節分の豆まきの由来と作法 [暮らしの歳時記] All About

 

そう考えると優しい鬼ってやっつける意味はあまりなくて,もはや節分はイベントと化しているわけです。でもそもそも鬼って悪者なの?という見方もありますよね。例えば以下の記事でも書いたのですが,桃太郎の鬼って何も悪いことをしていないんですよね。でも悪いものの象徴として扱われてしまっています。

 

桃太郎って見方を変えれば強盗だよね - いつか朝日が昇るまで

 

絵本の中には「泣いた赤鬼」というのもあって,人間と仲良くしたい鬼というのもいまして,「鬼=悪・怖いもの」と描かれていないものもあります。

 

泣いた赤鬼 (絵本)

泣いた赤鬼 (絵本)

 

 

またナマハゲも見た目は怖いけれども神の死者だと考えられているようです。

 

男鹿のなまはげは、真山・本山に鎮座する神々の使者と信じられていて、災禍を払い、豊作・豊漁・吉事をもたらす来訪者として、来訪を受けた各家では丁重にもてなします。 

なまはげ(男鹿半島に伝わる民族行事)

 

鬼というのはさまざまな描き方をされていて,見た目は怖いけど実はやさしい鬼や神様の場合もあるんでしょうね。

 

それで最初の話に戻るのですが,節分の鬼はどういう形が良いんだろうということなんですよね。たまたま近くの幼稚園を通ったら節分のイベントをやっていてナマハゲみたいにかなり怖いんですよ。やっぱり節分の鬼は怖い方が良いんでしょうか。

 

以前,この鬼は怖いというものを利用したアプリなんていうものもありましたよね。皆さんにはもう忘れ去られたかもしれませんが,結構な話題になりました。

 

困ったときの鬼頼み?! 小さなお子様をもつお母様に、とっても役立つアプリが登場!
「おにから電話」を使えば、鬼やお化けから電話がかかってきて、
お母様のしつけをサポートしてくれます。 

「鬼から電話」無料スマホアプリ(Android/iPhone)|メディアアクティブ株式会社

 

こういうのがおかしいという意見も結構あったわけですが,でも先ほど出てきたナマハゲについても以下のような記述があります。

 

 12月31日の大晦日、恐い形相の鬼(なまはげ)が家々を回り、

 「ウォー」といううなり声と共に
 「泣ぐ子いねが」
 「怠け者いねが」
 「言うごど聞がね子いねが」
 と大声で
 家中を探し回り、
 子供を見つけると、
 つかまえて連れて行こうとする・・・

子供にとって、これほど恐ろしい事はありません。
これを体験した後は、
子供が言うことを聞かないときに、「なまはげ」というキーワードを口にするだけで、約 99% の子供は、言うことを聞くようになるといいます。

なまはげ(男鹿半島に伝わる民族行事)

 

効果だけを見ればアプリと変わりないですよね。こうした場合,鬼がやさしくてはいけないとなるでしょう。我が息子は「鬼=怖い」というイメージの中で保育士に「今日はやさしい鬼が来るんだよ」と言われ,後で息子に聞いたら「先生が鬼だった」と単に身バレしただけだったわけです。結局は鬼は怖いままなんですけど,それが自然なのかなとも思います。鬼ってやっぱり怖いものでないといけないのかな。そんなことを考えた節分でした。まあ息子は鬼よりも豆を食べることに夢中になっておりましたが…。

 

 

ナマハゲ―その面と習俗 (男鹿半島史)

ナマハゲ―その面と習俗 (男鹿半島史)