いつか朝日が昇るまで

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保育園に長時間預けると問題行動起こす可能性がある?

保育園に預けるか,預けないか。またどれくらいの時間預ければよいか。本当に家で母親が子供を見た方が良いのか。さまざまな論点があると考えられますが,以下の記事は保育園を長時間預けることに批判的です。

 

保育園で過ごす時間が長い子どもほど問題行動を起こしがち:英大学調査 - IRORIO(イロリオ)

 

 英オックスフォード大学では、近年増え続ける働く母親を持つ子どもに着目し調査を実施。同大学児童青年精神医学部のアラン・スタイン教授によると、1日のうち保育園で過ごす時間が長い子どもほど渦活動傾向にあり、更に保育士とベッタリの子どもは過活動傾向に加え友達とのトラブルも増えるそうだ。ちなみに友達とのトラブルについていえば、幼稚園や保育園で過ごしている子どもに比べ、祖父母に育てられた子どもほどトラブルに陥る確率は高いとも。一方、日本では珍しいが普段ナニーが面倒を見ている子どもは向社会的行動のレベルが高く、率先して他人を助けたいと思っているとの結果も出ている。

991家族を対象とした今回の調査結果は『Child: Care, Health and Development.』誌に掲載されている。調査開始時の子どもの月齢は生後3か月、出産時の母親の年齢は16歳~30歳。その後小学校に入学するまでの51か月間子どもたちを観察し、親や教師から子どもの行動面、感情面に関する聞き取り調査も行われた。

その結果、母親と過ごす時間の長さが子どもの問題行動に直結するわけではないが、保育園で過ごす時間が長い子どもほど問題行動を起こす確率が高いのは、母親や教師の目から見ても明らかだったという。但し家庭環境が悪かったり、親が育児に関心がなかったり、親自身がストレスを抱えている場合、子どもの感情面や行動に悪影響を及ぼすのは言うまでもない。「40歳まで子どもを産まず、やっと産んだと思ったら今度は保育園に預け放しなんて!!(怒)」との先輩ママからのキツ~イお叱りも届いているが、社会で戦うパパママたちは「一緒にいられる長さより中身が大事!!」と信じて、今日も保育園のお世話になるしかないのだろう。

 

人間の成長には保育園の影響以外にさまざまなものがあるので,なぜ保育園で過ごす時間だけが取り上げられるのかよく分かりませんね。それで原文のURLを匿名の方が貼ってくれていたので確認してみました。

 

Does daycare turn children into monsters? Kids who have childminders are 'more likely to have behavioural problems' | Mail Online

 

ただこの原文として貼られているURLは論文そのものではありません。ですので論文自体がどのような構成になっているのか分かりません。また最後に

 

'The same study showed that childcare of higher quality had a benefit for children’s learning. Overall, research shows that it is the quality of care that matters much more than whether the child is at home or in childcare.’

(より質の高い保育は子供の学習に利益をもたらす。結果として子供が家か保育所で過ごすかよりも重要な問題は保育の質であるとした)

 

 という部分がありまして,それが論文にも書かれているようであり,これがどのような文脈で出てきたのか確認しないといけないですね。

 

ちがうメディアでも報道されています。

 

 

Day Care Effects on Child Development: Young Kids Increase Social Skills, May Have Behavioral Problems : News : Headlines & Global News

 

また日本人の研究者のホームページでアメリカの調査について紹介されています。

 

保育所に預けられた子どもは可哀そうか? « 国際文化学科

 

この研究結果で明らかになった最も重要なことは、「母親による養育でもそれ以外の人による保育でも子どもの発達にはほとんど差がなかった」ということです。つまり、お母さんからの養育だけを受けている子どもと、お母さん以外の人からの保育を受けている子どもを比べても、どちらかが発達が良い、あるいは悪いということは示されなかったということです。この研究結果がわが国にも応用されるとするならば、苦しい思いをしながら、わが子を保育所に預けるお母さんの気持ちが少しでも和らぐでしょうか。
 さらに、NICHDの研究からは次のようなことも明らかになりました。「保育の特徴の違いは、子どもの発達にある程度影響を持つ」ということです。ここで扱われている保育の特徴とは、保育の質、保育の量(時間)、そして保育施設の特徴(施設型かどうか)を指しています。ここでは、保育の質の高さについての結果をご紹介します。4歳半までの結果では、母親以外からの質の高い保育を受けている子どもは、質の低い保育を受けている子どもよりも、言語と知的発達の面でやや良好な発達を示しており、また3歳までの結果では、質の高い保育を受けた子どもたちのほうが、協調性が高いことが示されました。ここで言う質の高い保育とは、ひとりの大人がケアをする子どもの人数が少なく、クラスの人数が少なく、保育者の教育歴が高いという保育の構造に関する部分と、保育者が子どもに対して元気で明るく接し、子どもの行動に対して敏感で、子どもの興味とやる気を励ますようなポジティブな養育をしているかという保育のプロセスに関する部分であると述べられています。このように、NICHDの研究では、保育の質を査定する試みもなされていたのです。

 そしてこの研究では、家庭が子どもに与える影響も明らかになりました。家庭でどのような養育が行われているかということは、家庭外保育を受けない子どもにとっても、家庭外保育を受けている子どもにとっても、子どもたちが健康で、幸せに毎日過ごす(本文では“ウェル・ビーイング”)ためには大切なものであるということがわかったのです。この結果を読んで、以前、保育士さんがおっしゃった次の言葉を思い出しました。「お父さん、お母さんがハッピーではないお家に、子どもを帰したくありません」

 

 共働きの家庭にとって、家庭外保育は子どもを育てる上で必要なものです。そして、家庭外保育を受けたからといって、子どもの発達に悪い影響を与えるわけではないということは、とても心強い研究結果と言えます。しかしながら、それと当時に、やはり家庭での養育の内容も子どもの発達には影響を与えていた、という結果も私たちは受け止めなくてはなりません。共働きの家庭では、限られた時間の中で、子どもといかに過ごすかという工夫も必要になってくるのかもしれません。アメリカで行われたこの大規模な研究の結果が、わが国の子育ての環境にすべて応用できるとは限りませんが、養育や保育といった子どもを育むことについて、もう一度考え直すきっかけになるのではないかと思います。

 

 どうでしょうか。先のイギリスの研究も保育園に預けることの影響よりも保育の質について言及したかったのかもしれません。いずれにせよ,保育園に預けるしか選択肢がない場合,どこの保育園に預けるかというの重要になりそうですね。

 

 

ただ希望通りの保育園に入れない状況では,選択肢は限られてしまうとは思いますが…。

 

 

はじめての保育園―働くママ&パパのための

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