いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

子持ち優遇は少子化の敵か?

子供を持つ人は子供手当や保育所の増設などで優遇されていますが,独身者はその犠牲になっているという意見を匿名はてなダイアリーで見かけました。

 

過剰な子持ち優遇が少子化を促進している。

 

 

 統計上、結婚している夫婦が子供を持つ率は殆ど変わっていません。つまり少子化の原因は未婚率の上昇です。なのにうちの職場でも若くて可愛い独身女性が、子供のいる人の分まで残業や出張を押し付けられていて、彼氏探しをする暇もないそうです。その女性は今後結婚出来るかもしれませんが、世の中には結婚出来ないまま出産可能年齢を過ぎてしまった人も大勢いる筈です。

産休育休も無駄だと思います。女性正社員の産休の間に雇われる非正規の女性などを見ていると、女性間の格差が広がるだけで全体としてはマイナスだと思っています。育児に限らず長期間働けないなら一旦やめて次を探しやすいような社会にすべきでは。

 

まず子供を持つ率がほとんど変わらないというのは本当かどうか。さらに子供を持つ人数はどうなの?という疑問がありますね。以下の分析によれば子供のいない世帯が増えているということになります。

 

 

平成17年版 国民生活白書 標準モデル世帯の割合は半減し、単身世帯及び子どものいない世帯の割合が大幅に増加

 

 

子どものいない世帯の割合2もここ10年間で90年の11.7%から2000年には16.5%へと急増している(第1-1-2図)。特に、30代においては90年の12.1%から2000年には18.6%まで大幅に増加するとともに、40代においてもその割合が増加し始めている。このように、結婚しても子どものいない世帯の割合が増加している。

 

 

一方,子供の人数はどうでしょうか。

 

 

子どものいる世帯について子ども数別の構成比を見ると、70年と比較して2000年の割合はそれほど大きく変化していない(第1-1-4図)。これは、子どものいる夫婦に限れば、出生行動には大きな変化が見られないともとれる結果であるが、このデータでは、子どもを産み終えた夫婦とまだ産み続ける途中段階の夫婦が混在しており、子どものいる夫婦の最終的な子ども数が増加傾向にあるのか減少傾向にあるのかは明確ではない。そこで、毎年生まれてくる子どもの数の構成比を出生順位別に見ると、85年以降、毎年の全出生児に対し第一子の占める割合が徐々に大きくなる傾向が見られ、2004年では48.4%とその年に出生した子どもの約半数となっている(第1-1-5図)。第一子として生まれる子どもの割合が増加しているということは、つまり全体として子どもを二人以上持つ夫婦が減少しつつあることを示している。夫婦と二人の子どもで構成される、いわゆる戦後の「標準モデル世帯」は、80年には全世帯の20.4%を占めていたが、2000年には10.0%まで減少しており、こうした傾向は更に続くと考えられる。 

 

 

 

このようにそもそもの前提が間違っていて子供を持つ率そのものも減っているのです。しかしこの方が言っているように晩婚化というのは大きな問題で,結婚年齢が上がれば上がるほど少子化が進むのは確かです。

 

日本の婚姻率・離婚率・初婚年齢の推移をグラフ化してみる(2012年1月版):ガベージニュース

 

 

 

ということで婚活支援とかも始まっているわけです。しかし,どう支援するのかは議論が別れるのではないですか?

 

 

晩婚化が進んでいるのはなぜ?|公益財団法人 生命保険文化センター

 

 晩婚化が進んでいる日本ですが、それではなぜ結婚しない人が増えているのでしょうか?

国立社会保障・人口問題研究所が18~34歳の独身者に「独身にとどまっている理由」を聞いたところ、18~24歳の若い年齢層では「まだ若すぎる」「必要性を感じない」「仕事(学業)にうちこみたい」など、「結婚しない」理由が多く選ばれています。

25~34歳の層では「適当な相手にめぐり会わない」という理由が最も多くなっています。ただ、この年齢に至っても「必要性を感じない」や「自由や気楽さを失いたくない」という理由も多く、とくに「自由や気楽さを失いたくない」は、若い年齢層よりも多く選ばれています。

 

これを見ると出会いの場を作るぐらいしかできないでしょうね。ただそういうことに税金を使うことに対する反発はありそうです。国が「結婚相手は妥協しろ」というのもおかしいですし…。

 

 

後は結婚した人に対する優遇政策が考えられますが,国としては結婚して子供を産んでほしいので,結婚して子供がいない家庭に対する支援というのは政策として考えにくいと思います。そのため,結婚対策ではなく少子化対策なのでしょう。

 

 

我が弟も婚活に苦戦していますが,結婚の意志があるのに出会いの場があっても行かないというあの意識を変えてほしいと思いますが…。

 

 

 

この人と結婚していいの? (新潮文庫)

この人と結婚していいの? (新潮文庫)