いつか朝日が昇るまで

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なぜ起きる?頻発する虐待

次のニュース,皆さんはご覧になりましたか?非常に悲しいニュースです。

 

<虐待死>「育児に疲れた」 3歳長男殺害容疑で母逮捕 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

 

3歳の長男を殺害したとして群馬県警高崎署は23日、同県高崎市和田多中町、無職、浦野馨(かおり)容疑者(37)を殺人容疑で逮捕した。浦野容疑者は「育児に疲れた。殺したのは間違いない」などと話し、容疑を認めているという。

 逮捕容疑は22日午後、自宅で長男、太智(たいち)君(3)を殺害したとしている。太智君に目立った外傷はなく、司法解剖の結果、窒息死とみられるという。

 

詳しい事情は分かりませんが,こういうことって誰でも起こり得て,ちょっとしたことでこのような悲劇は防ぐことができるのでは,と思ってしまいます。もちろんそれでは根本的な問題解決にはなりませんが。

 

それで虐待死のニュースはよく見かけるのですが,実際に数は増えているのでしょうか?統計資料を探してみました。

 

統計データ | 子ども虐待について | オレンジリボン運動 - 子ども虐待防止

 

 

 

 

これを見ると虐待死の件数はそれほど変わりませんが,虐待の相談件数は60倍になっています。これだけ増えたのは通報が増えたのもその原因でしょう。

 

ただ虐待死についての分析はさまざまあるようで,産経の記事は本当なの?と思ってしまいます。

 

児童虐待相談6万件超し最多更新、死亡99人 背景に「望まない妊娠」 - MSN産経ニュース

 

 一方、24年度に虐待で死亡した子供は99人(同1人増)で、このうち心中、心中未遂による死亡は41人。心中を除いた58人のうち、43・1%(25人)が0歳児で、生まれた直後に死亡した子供も7人いた。実母による虐待が33人(56・9%)ともっとも多く、厚労省の専門委員会座長の才村純関西学院大教授は「望まない妊娠や10代の妊娠による出産が背景にある」としている。

 

そうなのかなあ…。子育ての孤独感とか関係あるのではないの?一人で子育てしていれば少なからず子供に対して手をあげたくなるでしょうね。そもそも虐待の定義とは何なのか?しつけとどう違うのか?

 

子ども虐待とは | 子ども虐待について | オレンジリボン運動 - 子ども虐待防止

 

虐待としつけの違い

「児童虐待の防止等に関する法律」により、子ども虐待の定義は、身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待となりました。しかしこの定義が明らかになっても、なお、子ども虐待とはなんぞや、と考えさせられる場面があります。それは、虐待としつけの違いについてです。

虐待としつけ。この二者間には、しっかりと線引きできないグレイゾーンが存在します。が、多数の事例に関わってきた福祉、保健関係者や精神科医、小児科医などが言うように「子どもが耐え難い苦痛を感じることであれば、それは虐待である」と考えるべきだと思います。

 

保護者が子どものためだと考えていても、過剰な教育や厳しいしつけによって子どもの心や体の発達が阻害されるほどであれば、あくまで子どもの側に立って判断し、虐待と捉えるべきでしょう。

 

多くのケースでは、保護者が子育てに苦労されている現実がありますから、その気持ちを大事に考えることも大切です。

 

ただ小さい子供は自分ではしゃべれないですから,この区別は難しいですし,最後の段落で書いてあるように保護者の苦労を周りが理解してあげることが必要です。児童相談所などの一時的な施設にはこのような虐待を一時的に防ぐことはできますが,長期的に防いでいくことは難しいですよね。実際に和歌山の事件では児童相談所としては保護者がしっかりと面倒を見てくれるであろうと考えていたようです。

 

2歳長男虐待死 児童相談所「対応甘かった」 子煩悩な態度“評価” (産経新聞) - Yahoo!ニュース

 

同センターによると、星涼ちゃんは平成23年11月に一時保護し、24年2月から乳児所に入所。原容疑者は面会に訪れる度に星涼ちゃんをあやすなど態度も良好だったといい、今年6月に施設入所措置を解除して一時的に自宅に戻した。

 ほどなく近所の住民から「泣き声がする」との通報を受けたが、直後の家庭訪問では親子が穏やかに過ごしている状況を確認。7月に入って正式に家庭復帰を決めた。巽所長は「非常に残念で悔しい」と声を落とした。

 

横浜市では児童相談所で以下のような取り組みをしています。

 

児童虐待すばやく対応 県警と児相が合同研修/横浜 (カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース

 

増加する児童虐待に迅速・的確に対応しようと、県警と横浜市の四つの児童相談所は23日、県警察学校(同市栄区)で初の合同研修を行った。虐待が疑われる子どもの安否が確認できない場合に自宅などに立ち入る「臨検・捜索」の模擬訓練を行い、連携方法を確認した。

 

こういう取り組みはもちろん必要ですが,長期的に子育ての場を作っていくことが必要です。育児の大変さを周りと共有して,「大変だったね」と言われるだけで楽な気持ちになることがあります。スーパーのレジのおばさんに「お母さん,頑張っているね」と言われただけで泣いてしまった人もいます。

 

幸いなことに我が家は近くにそのような場所があって悩みを相談して,気持ちを落ちるかせることができましたが,そういう場所がどこにでもあるわけではありませんからね。また人に会うのがそもそも苦手でそういう場に行きたくないという人もいるでしょう。

 

辛いお母さんはいろいろな人に相談した方がいいですよ。聞いてもらえるだけでかなり楽になります。人と悩みを共有することがこんなに救われることなのかと思いますよ。また「叩きたい」と思った時に相談できる電話番号を短縮にいれておいても良いかもしれません。

 

子供にイラっとするというのは普通のことです。妻の友達で今まで子供がかわいい,かわいいと言っていた人も2歳のイヤイヤ期を迎え,叫んだり泣いたりしてしまっているようです。そういうものだと思います。だからできない自分が悪いと思わずにどんどん相談しましょう!!大声で叫ぶと周りは意外と助けてくれますよ。

 

 

子どもの虐待防止最前線

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