いつか朝日が昇るまで

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桃太郎って見方を変えれば強盗だよね

桃太郎って誰でも知っている話です。桃太郎が鬼が島に行って鬼を退治して宝を持ち帰る物語です。大人が読むと鬼は悪者ですから,悪者から宝を奪って村人と分け合うのは美談に見えますが,ここに出てくる鬼,よく考えるとそんなに悪いことをしているように思えないのです。

 

我が息子は鬼が好きなので,鬼が桃太郎にやられて泣いているので可哀そうと言っています。最後に鬼が泣きながら謝るシーンも同様です。そこで息子と読んでいた桃太郎に「お話のあたえかた」という項目があったので読んでみると

 

昔話に登場する鬼は,伝説の鬼にくらべて,どちらかといえばお人よしです。桃太郎の相手になる鬼も,それほど悪役のイメージはありません。実際に村人をいじめたわけでもなく,ただ悪い鬼という説明があるだけです。ですから,何もしない鬼をやっつけることにならないよう,最初から鬼を悪の象徴として子供に理解させておく必要があるでしょう。(西本鶏介 児童文学評論家) 

 

「悪の象徴として子供に理解させておく」…なんとういう刷り込み!!

 

あの福沢諭吉も桃太郎批判をしていますね。

 

福澤諭吉は、自分の子供に日々渡した家訓『ひゞのをしへ』の中で、次のように非難している。

「もゝたろふが、おにがしまにゆきしは、たからをとりにゆくといへり。けしからぬことならずや。たからは、おにのだいじにして、しまいおきしものにて、たからのぬしはおになり。ぬしあるたからを、わけもなく、とりにゆくとは、もゝたろふは、ぬすびとゝもいふべき、わるものなり。もしまたそのおにが、いつたいわろきものにて、よのなかのさまたげをなせしことあらば、もゝたろふのゆうきにて、これをこらしむるは、はなはだよきことなれども、たからをとりてうちにかへり、おぢいさんとおばゝさんにあげたとは、たゞよくのためのしごとにて、ひれつせんばんなり。」

 

(桃太郎が鬼ヶ島に行ったのは宝を獲りに行くためだ。けしからんことではないか。宝は鬼が大事にして、しまっておいた物で、宝の持ち主は鬼である。持ち主のある宝を理由もなく獲りに行くとは、桃太郎は盗人と言うべき悪者である。また、もしその鬼が悪者であって世の中に害を成すことがあれば、桃太郎の勇気においてこれを懲らしめることはとても良いことだけれども、宝を獲って家に帰り、お爺さんとお婆さんにあげたとなれば、これはただ欲のための行為であり、大変に卑劣である)

桃太郎 - Wikipedia

 

息子が言うように鬼はかわいそうな存在なんですね。この年にして桃太郎で新たな発見があるとは思いませんでした(笑)。

 

 

ももたろう (日本傑作絵本シリーズ)

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