いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

子供中心主義は子供を身勝手にする?

子供中心主義はダメ?

「子供を自由に育てたい」,「子供のやりたいようにさせたい」と考えている人は多いと思いますが,どこまでやらせるかは人それぞれだと思います。中には全く注意しないので家でも外でも暴れている子供もいます。

 

子供を尊重することは大切ですが,それが行き過ぎると問題を生む。そんな議論が子育て先進国のスウェーデンで行われているようです。

 

子ども尊重は行き過ぎか否か? スウェーデンで議論 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース

 

■やりたい放題を生んでいるのは自由放任主義? 

 

 同医師は「もちろん、子どもの言うことに耳を傾けなければいけないが、スウェーデンは行き過ぎている。就寝時間から食事のメニューまで、家庭内のことすべてを子どもが決めがちだ」と述べ、そうした自由放任な子育てによって大人になる準備ができていない若者が生まれていると批判する。「(そうした育ち方をした)若者は期待感が高すぎ、人生は辛すぎると感じがち。不安障害や自傷行為の劇的な増加と無縁ではない」

 

 こうした見解に異議を唱える専門家もいる。スウェーデンの若者の幸福感は今でも世界で最高水準にあるという家族療法士のマーティン・フォーシュテル(Martin Forster)氏はその1人だ。同氏は「子どもはもっと中心にいて耳を傾けられるべきだという考え方が、スウェーデンでは非常に大きい。子どもが何でも決めすぎるというのも価値観の問題だ。子育ての方法が違えば、生まれる文化も違う」と述べている。

 

 とはいえ、学校での落第から騒がしい教室まで、自由放任な子育てによる学校生活への影響を指摘する苦言や議論は盛んだ。地方紙の記者オーラ・オロフソン(Ola Olofsson)氏は、自分の子どもが通う学校の教室で見た「カオス」をコラムに書いたところ、腹を立てた保護者や教師からコメントが殺到し、新聞のウェブサイトがダウンした。 

 

確かに「学級崩壊」の問題は日本にも見られます。しかしそれが自由放任主義の結果なのかどうかは議論が分かれるところでしょう。ただし親に対してかなり悪い態度をとっている子供はいます。

 

先生が教室をコントロールできない状況になっている場合もあります。ただしこれも教師の力量の問題なのか,子供が自由放任主義で育てられたからなのかは分かりません。

 

ただ塾の先生をやっていると「学校の先生は大変だろうな」と思います。塾は最悪,退塾ということができますが,学校はできないので。そうすると結局学校としては責任を取らず,先生は辞めるか,異動するかしかないですからね。

 

■民主主義と平等を反映した子育て観

 

 では、スウェーデンの子育てが他国の子育と違うところは何なのか。家族療法士のフォーシュテル氏は、これはむしろ政治的な問題で、そのために子育て方法の善悪に関する議論によって親たちは、他のどの国よりも混乱させられがちだという。

 

 子どもの福祉に関して政府が2010年に行ったアンケート調査を受け、各地方自治体では子育てに悩む親を支援する「すべての子どもが中心に」と題する無料の子育て講習を提供した。このコースは、子どもを叱っても長い目で見て言動は改善せず、また限界を設定することが必ずしも正解ではないという考えを柱としている。

 

 このコースを企画した1人、心理学者のカイサ・ローエンロダン(Kajsa Loenn-Rhodin)氏は「子どもに協力させたいと思ったら一番良いのは、その子どもが協力したくなるような近しい関係を築くことだ」という。一方、子どもが世の中を牛耳っているという考えは否定する。同氏は「子どもがひどい扱われ方、過酷な仕打ちを受けているときの方が問題は大きい」と語っている。

 

 カロリンスカ大学病院(Karolinska University Hospital)小児科のヒューゴ・ラーゲルクランツ(Hugo Lagercrantz)教授は、スウェーデンの子育ての多くはこの国が重きを置く民主主義と平等の理念に由来すると説明し、「スウェーデンの子育てはあまりに民主的であろうとし過ぎている。親は親らしく振る舞い、決定を下し、いつでも人気者であろうとしないことだ」と述べた。

 

 一方で同教授は、スウェーデン式子育ての長点も見出している。「スウェーデンの子どもたちはとても率直で、自分の意見が言える」。ファッションブランドのH&Mや、家具チェーンのイケア(Ikea)など、中間管理職が少ない水平な経営組織で知られる同国生まれの多国籍企業を育んできたのは、スウェーデンならではの平等の伝統だと教授は分析し、「スウェーデンはピラミッド型社会とはだいぶ異なり、それがある面、非常に良い。経済的にかなりうまくいっているのもそれが一因だ」と述べている。 

 

親の言うことを聞くということが,必ずしも家族の形態として良いわけではないというのは分かりますが,しかし,親がある程度子供をしつける必要はあります。もちろん親だけでできるものではありませんが,そのしつけを学校に要求しているところがあって,学校,その中でも先生に負担が行くのは問題です。

 

子育てはみんなでやるしかない!!

日本的な教育システムはダメだと学校と名のつくものは批判されがちですが,何が長所で何が短所なのかしっかりと見極めていく時期に来ていると思います。そうしないと,教育システムそのもの見直しではなく,責任を先生や学校にのみ押し付ける形での改悪がなされるだけだと思います。

 

小学生を教えている身としては子育て,教育に関してあらゆる人が関わらざるを得ない気がします。それは教育のシステムの改革だけではできないのかもしれません。

 

現状,塾も学校のようになっていて,しつけをしなければならない状況です。親も塾にそこまで望んでいます。「親の言うことは聞かないから」というのがその理由です。これは仕方がないことかもしれませんが,あらゆる人を巻き込んでなんとかやっていかざるを得ない状況がすでにあります。

 

本来,それは塾の仕事ではありませんが,それでもそれが子供本人のためであると思ってやっている今日このごろです。自らも子育てをする身で子育ては何が正しいのか分かりません。少しでもみなさんのお役に立てるようにと頑張っていきたいと思います。

 

続・子育てのコツ―上手な自由の与え方 (ei Book)

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