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いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

なぜ辞める?離職率公表で塾業界は大丈夫か?

3年離職率が高いと言われる塾業界で働き続けている者として,離職率の高さは肌で感じるものであります。

 

2015年春の大卒、大学院卒らに向けた求人票から、過去3年間の採用者数と離職者数の記入欄を設ける。記入は強制ではないが、「空欄のままだと公表できないほど離職率が高いのではと見られる」(厚労省幹部)として、抑止効果が期待できるという。

 

 

 ブラック企業は早期退職が続出することを見越して若者を大量採用するのが特徴で、離職率は有力な判断材料の一つ。極端な長時間労働や残業代の未払いは労働基準法違反で是正指導できるが、離職率が高いだけでは違法ではないため、厚労省は情報開示で改善を促すことにした。

「ブラック企業」対策へ離職率公表…新年度から (読売新聞) - Yahoo!ニュース

 

以前も以下のようなまとめを作ったことがありますが,塾業界は若い人がどんどん辞めています。

 

教育産業こそブラック企業〜入社3年以内離職率トップ - NAVER まとめ

 

それで実際に塾業界で働いてみてなぜこんなに離職者が多いのか考えてみました。今回上げられたのは7項目です。ちなみに私はアルバイトなので長く塾業界にいることができています。営業などしなくていいですからね。

 

1.生徒のためとサービス残業当たり前

「もっと働け」とは言えないので,「生徒を合格させるためにしっかりやれ」というのです。それは断れませんよね。そうやって無給の労働が強制されます。

 

2.営業ノルマがきつい

合格率,在籍数,退塾者数,生徒の評価を基準として給料が決まりますから,とにかく在籍者数を増やし,退塾者を出さないようにしなければなりません。授業以外のことでかなり頭を悩ませ,静かに退職していく人が後を絶ちません。

 

3.保護者との関係で悩む

保護者にもいろいろな人がいて,かなりの無理難題を押し付けてくる方も。そういうのが嫌になる人もいます。

 

4.生徒に教えるのが辛い

特に中学生に顕著ですが,先生が嫌いだと勉強しません。勉強しないので成績があがりません。それでクレームという悪循環になります。思春期の好き嫌いはあまり理由がないものなので,先生の側では解決の使用がありません。あまりにひどくて教室で泣いてしまった先生もいます…。

 

5.食生活が乱れる

授業が夜なので,生徒は食事の時間がありますが,先生は食事をとりません。結果,深夜に食事をとることになり,健康を害することに。体調を崩して辞めていった人もいます。

 

6.平日休みで友達が減る

塾業界は土日出勤することが多いので,平日が休みになります。そうすると,友達に会う日がなくなり,結果,友達が減っていくという流れになります。もっとも塾業界での友達というのはできるかもしれませんが,同じ日が休みになるということはないので,平日に家でゴロゴロしていることもあるようです。

 

7.他に就職できなかったので…

他にやりたいことがあると転職していく人が多い業界のような気がします。最初でどうしても塾業界で働きたいという人は少ないのかもしれません。

 

 

とりあえず思いつく限り上げてみました。他にもあるかもしれませんので,働いている方がいたら教えてください。ただこういう業界であっても先生はとても一生懸命働いています。

 

先日,「ワタミって残業100時間以上あるんですって。ブラックですねえ」という話をしたら,「俺も先月,100時間超えたなあ」と言われ,沈黙が流れました…。

 

それぞれの先生は生徒の合格のために頑張っているんですよね。そういう気持ちを「生徒のためだろ」と利用する管理職は許せませんけどね。かくいう私もアルバイトでありながらサービス残業をするわけですが…。

 

 

 

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

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