いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

産後クライシス~女性の体の変化を理解する

産後クライシスについてさまざまな意見が飛び交っています。私も以前,以下のような記事を書きました。

 

離婚の原因?産後クライシスを乗り越える - 研究者はつらいよ~研究者の子育てブログ

 

それで女性の側からもさまざまな意見が出ていて,次のブログは夫を敵視しても何も始まらないと言っており,女性の育児リーダー化を進めています。

 

産後クライシス - ぼくら社Blog

 

 

それでこのブログでも触れらていたのですが,出産で女性の体って変化するんですね。ホルモンバランスが崩れるんです。それって男は頭で理解しているのかもしれないけど,詳しくは知らないのではないか?私自身もそんな妻の状態をしっかりと理解できていたのか自信がありません。

 

女性の体の変化というのがそもそもの原因であって,それが夫婦間の問題に飛び火すると考えれば,夫婦間の問題のみを取り上げても男性側の理解が必要となるばかりです。そもそも理解すべきは女性の体の変化では?と思ったのです

 

そこで,今回は紹介もかねて産後における女性の体の変化についてまとめてみたいと思います。弾性の側がしっかりと女性の体の変化を理解してあげることこそ大切だど思います。

 

産後,女性の体に起こること

 まず産後に起こるのは以下のことです。

 

産後のからだに起きるプチトラブルとは、どんなもの?

 

出産の直後から、約半年くらいの間、体に次のような症状がみられることがあります。約10ヶ月間という長い妊娠期間を経て新しい命を育てているので、産後の非日常的な体の変化に日々出会うことは当然のこと。ひとつひとつに敏感になっていると、精神消耗してストレスのもととなります。異常と受け止めるのではなく、非日常ととらえて改善していくことがとても大事なんです。

 

■目の疲れ

かすみ目や視力が低下したりすることがあります。とくに母乳育児の場合、体外にだしていくものと体内に循環させるものを分ける働きをする腎臓が、赤ちゃんに毒素がいかないようにフル回転します。目と腎臓はつながっているので、出産による疲労や、夜間の授乳が続くための睡眠不足などと重なって目の疲れとして表れます。

 

■抜け毛

産後半年くらいから特に前頭部の抜け毛を経験する人はとても多いです。

 

■便秘・痔

産後は母乳に水分をとられるので便秘になることが多いです。

 

産後うつ

社会人でも15人に一人はうつ病になるという時代です。恐れ日本では10人にひとりが産後うつになるといわれています。産後うつと聞いただけで、すごい精神病のように思ったり、恐れたりするかもしれませんが、妊娠・出産期は、ホルモンのバランスが急激に変化して、体調を崩しやすい時期です。環境の変化によるストレスが生じやすく、抑うつ状態を引き起こしやすくなります。

 

乳腺炎

産後の母乳のトラブルで多いのが乳腺炎。はじめのころは、乳腺からの分泌活動が盛んなわりに、赤ちゃんの飲む量が少なく、授乳のリズムもできていないので、乳房が張りやすく、発熱、悪寒などを伴い、炎症を起こします。

産後のからだに起きるプチトラブル [出産準備] All About

 

女性の体にはさまざまな変化が訪れるわけですが,産後うつはホルモンバランスが原因で起こる症状で,精神的な問題ですので見た目では分かりません。抜け毛や乳腺炎は目目に見えて症状が分かるので,男性の側からも理解できるのですが,精神的な問題は分からないのです。

 

そこでついつい「頑張って」と言ってしまいがちです。それがさらに女性を追い込んだり,「あんたも手伝えよ」と怒られたりします。

 

では女性の体の変化って何なの?ホルモンバランスって何で崩れるの?もう少し調べてみました。

 

 まず、妊娠をすると、黄体ホルモンであるプロゲステロンの分泌が増加します。これは、赤ちゃんが成長しやすいように子宮内の状態を整えて胎盤を完成させるためで、流産を防いでくれます。このようにプロゲステロンは妊娠初期には非常に重要な役割を果たします。

 

(省略)

 

ホルモンバランスが乱れることで自律神経に影響がでているので、これを理性でコントロールしろといっても難しいものがあります。もちろん症状の程度には個人差がありますが、妊娠中の感情の起伏の激しさには本人はもちろん、周囲の人も大変な思いをします。

 

(省略)

 

もうひとつの女性ホルモンのエストロゲンですが、こちらも妊娠を継続させるために胎児の成長にあわせて子宮や大きくしたり、母乳を作る準備として、乳房の中に張り巡らせている乳腺を発達させます。

 

プロゲステロンエストロゲン胎盤がある程度の大きさにまで成長すると胎盤から分泌されるようになるので、どちらのホルモンの数値も妊娠末期までは増加し続けます。

 

産後はこの妊娠中に大量に分泌されていたプロゲステロンエストロゲンが一気に減少するのでここでもまたホルモンバランスの大きな変動の影響を受けて心身にトラブルが発生することが珍しくありません。

 

産後、身体にあらわれる症状としては白髪や抜け毛が増えたり、シミ、乾燥、湿疹や痒みなどの肌トラブルといったことがあります。それから精神的なものとしてはイライラして攻撃的になることや産後うつといったことが典型的な症状です。

 

特に産後うつは、出産を経験した3~5割の女性が経験するようで、これはエストロゲンが急激に減少することでセロトニンなど脳内神経物質の働きも悪くなるからといわれています。

 妊娠と産後はホルモンバランスが大変動する!-女性ホルモンを増やす・整える方法Q&A集

 

上の引用にもあるように,女性の体は妊娠を継続するためにさまざまな変化があり,さらに母乳を出すために,産後もホルモンバランスが変化した状態が継続します。

 

確かに出産というとても大きな事業を成し遂げた後ですから,体に変化が起こらない方がおかしいのですが,男の側は出産して元に戻ったと思ってしまう部分があると思います。私もそう感じていました。

 

夫婦間の問題として子育てに関して解決すべき問題が出てくるのは事実ですが,女性の体の変化を理解し,その回復を手助けするという視点がもっと必要ではないでしょうか。

 

子どもが生まれると夫婦間の関係が変化するのですが,子供が第一というよりも妻が第一の方が良いと思うのです。そのためにできることって何だろうと考えいくべきですね。

 

最近は食事や体操やいろいろな方法があるでしょうから,一緒にやってみるというのが良いかと思います。出産でただでさえストレスがあるのに,食事を気をつけろとか体操しろとか言われたら,それは怒られます。一緒にやってみるのが一番いい方法でしょうね。

 

ただし産後うつはホルモンバランスが整えば治るというものではないですし,いったん発症すると治るまで時間がかかるようです。相手のことを理解して,いっしょに治療していくという視点が必要でしょう。そういう思いやりがあれば,夫婦間の問題も解決されるのではないでしょうか。

 

参考

エストロゲン

 

卵胞ホルモンともいわれ、卵胞を育てる働きと子宮内膜を厚くする働きがあります。肌のコラーゲンを増やしたり、抗酸化作用があるほか、女性らしい肌や髪のハリ艶や体つきに影響を及ぼしています。

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

プロゲステロン

 

黄体ホルモンともいわれ、子宮内膜の状態を整えて妊娠時の母体と胎児を守る働きがあります。皮脂分泌を増やし、水分をため込む作用があり、むくみの原因になるほかイライラの原因でもあります。

女性ホルモンの働きと生理周期の増減etc...-女性ホルモンを増やす・整える方法Q&A集

 

 

 

(009)産後クライシス (ポプラ新書)

(009)産後クライシス (ポプラ新書)