いつか朝日が昇るまで

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保育士不足が深刻化

待機児童問題の解決のためには保育園を増やすしかありませんが、保育士が不足しているため、保育園を開設する際の保育士の割合を下げるという動きがあるようです。実際の保育の現場はどうなっているのでしょうか?以下の記事が参考になります。


待機児童ゼロは本当に実現可能か? 現場で広がる保育士不足の問題(ベネッセより)


引用
■深刻な保育士不足
ベネッセ教育総研次世代育成研究室が実施した「第2回幼児教育・保育についての基本調査」(2012<平成24>年10月〜12月実施)によれば、保育士の数は、現在既に不足気味です。調査の中で、「園運営上、保育者の確保が課題である」と答えた保育園は、公営保育園で48.4%(「とてもあてはまる」の数値)、私営保育園でも46.5%と、半数近くに達しました。2008年の第1回調査の時と比べても、公営保育園で6.0ポイント、私営で11.1ポイントの増加です。特に都市部では、保育士不足が深刻です。

■採用してからの養成が大変
保育士の確保に課題を感じているという保育所に聞いた、背景や要因のうち、代表的なものを紹介しましょう。
●保育士不足により、有資格者であれば充分な吟味をできないまま採用し、現場を預けなければならない厳しさがある(私営保育園)
●保育士不足の中、学生の採用面接に数人しか参加しないため、こちらがよい人材を選ぶことができない。採用してからの養成が大変である(私営保育園)

これらの声から、保育士のなり手が少ないゆえに、資質にはある程度目をつぶらなければならないケースもあることがうかがえます。では、保育士の質は以前より低下しているのでしょうか? そこは慎重に考える必要があると思います。

■保育士に求められるものは多様化
核家族化が進んだ現在では、子育て経験のある祖父母からの協力や助言を得にくく、地域のつながりも希薄な中で、子育て中の親たちの孤立や不安が大きくなっています。その分、保育士たちが頼られることになります。また、発達障害など、特別な援助を必要とする特別支援児の数が年々増えていることから、どの保育士もそれに対応するための知識やスキルを身に付けなければなりません。そのうえで職員同士が連携することが、特別支援児への対応においては非常に重要です。このように、保育士に求められるものは多様化していて、保育士試験で問われる知識や素養以上のものが現場では期待されています。保育士たちはそれに応えようと努力していますが、さまざまな壁に直面していることをこの調査からはうかがい知ることができます。


保育施設ですから保育するだけのはずですが、最近は独自の保育を行う保育園も増えていますから、それに対応していくのは難しいのでしょうね。また自分の子供の育児に専念する人も多そうです。それでいて待遇はあまりよくありません。ある保育園の園長先生に聞いたところ、男性の保育士は給料が安すぎて家族を養えないので転職してしまうとのこと。介護施設と同じような状況でしょうね。


待機児童問題の解決に即効性はないかもしれませんが、保育士をしっかりと養成し、給料がしっかりと払われる仕組みを作らないと、箱だけできて保育士がいないという状況になりかねません。これも今後の政治の課題でしょうね。