いつか朝日が昇るまで

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「出産したらお辞めなさい」に批判続出〜ダイヤモンドオンラインより

曽野綾子さんの「出産したらお辞めなさい」という「週刊現代」の記事に様々な批判が寄せられているようです。まあそれは織り込み済みでしょうけど,どのような批判がなされているのでしょうか?以下の記事にそれが紹介されています。


「出産したらお辞めなさい」曽野綾子氏に反論続々女性が望む“働きやすい社会”は遠のくか、近づくか


引用
筆者が気になったのは、曽野氏の記事にしても、金氏のコメントにしても、「一部の女子社員が『育休は当然の権利』と主張し、職場の同僚たちの苦労を顧みない」(「週刊現代」9月7日号より抜粋)ことを前提にして書かれていることだ。

 筆者はこれまで約6年間にわたって、結婚・出産後も仕事を続けている女性の取材を続けてきた。その取材のなかで幾度も耳にしたのが、「職場・同僚に迷惑をかけてしまうことが心苦しい」「子どもを産んでも続けられるように、職場に自分が有用な人材であること認めてもらわなければならない。そのために頑張りたい」という言葉だった。子育てに理解のある職場に勤める人でも、「職場の理解に甘えてはいけないと思う」と語っているのが実態なのだ。

 「職場に迷惑をかけられないから」と、出産ギリギリまで仕事を続け、産後2ヵ月で復帰した人や、保育園ではなく実家の両親に子どもを預けて半年で復帰したいと言う人もいた。「1人目は産休・育休を取れたけれど、2人目はさすがに(会社に負担をかけるので)無理だと思う」という声も聞いた。

 保育園に預けることについても誰もが「当たり前」と思っているわけではなく、「子どもにさみしい思いをさせているのではないか」という葛藤を多くの母親が抱えている。それでも子どもを預けるのは、いったん仕事を辞めてしまえば再就職が難しく、仕事を続けられなければ将来への不安が大きいからだ。

 曽野氏は、「子どもができたら、共働きをしないと生活が苦しくなってしまう、という心配は出てくるでしょうね。この考え方が、私とは少し違うんです」といい、「私たちが若くして子育てをしたころは、みんな貧乏暮らしをするものでした」「本来、子どもができたら自分勝手なことに使えるお金が減るのは当然なんです」と書くが、日本の経済が右肩上がりで将来に希望を持てた時代と今とでは事情が違う。

 また、少し話はズレるが、出産後に復帰した女性が異口同音に口にするのは、約1年間仕事を休むことで復帰後に元のペースを取り戻すのには時間がかかるものの、「時短勤務で働き始めるようになってからの方が、残業ができない分、仕事の効率を意識して働くようになった」「子どもがいつ熱を出すか分からないので、『明日でいいことでも今日やる』意識が身についた」という言葉だ。

 出産後に働き方に対する意識が変わったと話す女性は多く、働き続けられる環境を与えてくれる会社に対して感謝の言葉を口にする女性ももちろん多い。時短勤務の女性はそれだけで「戦力外」と当たり前のように言われることが多いが、年収がそれまでの2分の1、3分の1にもなることもあるという時短勤務で働く女性たちの「コストパフォーマンス」は意外に高いのではないかとも感じる。


確かに会社の側にとってもアルバイトを雇うより時短で正社員を使った方がお得かもしれません。また,自分のように締め切りが決まらないと仕事がはかどらない人間は育児が始まってから,時間を有効に使えるようになったかもしれません。その分,だらだらする時間がなくなってしまいましたが…。


またこの記事にもあるように「会社に迷惑をかける」と考えている人は多いように思います。実はこれ,介護も同じなんですね。今日のNHKの「あさいち」でやってましたが,会社に迷惑をかけるから介護に専念するという選択をする人が多いように思います。


曽野綾子さんはそういう人たちも批判するんですかねえ。こういう労働環境の問題って決して精神論では乗り切れないし,まして若者だけの問題ではないですよ。曽野綾子さんは自分が介護される立場になったらどうするんでしょうか?



引用
ユーキャンが2013年7月26日〜28日に行ったインターネット調査(「女性が輝く日本に関する意識調査」有効回答数654人)が、「女性が結婚・出産後も仕事を続けるために、何が必要だと思いますか」を聞いたところ、男性で最も多かった回答が「待機児童解消」(65.7%)だったのに対し、女性で最も多かった回答は「働きやすい社会のムード」(77.0%)だった。制度が整っても環境によってはその制度を使えないと考えている女性は多い。未だに、働き続ける道を選び女性への風当たりが強いことを感じている人は多いようだ。

 また、「育児休暇期間がどのぐらい適正だと思うか」についての質問には、男性回答の平均値が2年1ヵ月だったのに対して、女性は1年8ヵ月と、女性の方が5ヵ月短かった。ユーキャンはこの結果について「少しでも早く復職したいという女性の前向きな思いが反映」されていると分析しているが、この結果からも、現代の女性が「自分の出産のためなら会社にいくらでも迷惑をかけてもいい」と考えているわけではないことが読み取れるのではないだろうか。


ここで挙げられている男性と女性の意識の差は重要ですね。保育園に預けたとしても病気などになれば預けられないわけですから,早退したり休んだりしなければなりません。これは待機児童問題が解消されても解決されません。そういう意識の差がこの調査に出ているのでしょうね。


制度のみでは埋められない意識の差というのはありますが,しかし社会でできることは制度を整えることでしょうね。後は自分たちで変えていくしかないのかもしれません。実際に女性が働きやすい職場を作っている企業もありますからね。実際にその方が企業に特になるということをもっとアピールすべきだと思いますよ。


辛口・幸福論 (WIDE SHINSHO 210)

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