いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

子育て支援は支援でしかない

以下のさっこ (id:plutan)のエントリーを読んでそうだよなと思いました。我が家の場合,まだ一人ですが,以下のような実感は確かにその通りだと思います。

 

産んだら寝られない・どこへ行くにも一緒

どうにか出産すると、24時間体勢の育児がスタートします。低月齢児はまとまった睡眠を取らず、数時間おきに起きてはお腹が空いたと泣きます。まだ胃腸ができあがってないので、一度にたくさん飲んでおく、ということができないんですね。夜中に最低1度は起きて授乳とおむつ替えと寝かしつけをすることになります。そんな状況なのに、体が妊娠前の状態に戻るまでおよそ1年かかると言われてます。それぐらい妊娠出産は体に負担がかかっている、という証拠でもありますが。中には体調を崩したまま、なかなか回復しない人もいます。

 

少し大きくなってくると、今度は夜泣きをする子が出てきます。授乳してもおむつを替えても全然寝ない。寝不足になってイライラする日が続きます。人間、寝ないとまともに思考できなくなるので、本当にきついですよ。もし夫が交代で寝かしつけをしてくれなかったら育児ノイローゼになってたかもしれません。布団に寝かせたらそのままこてんと寝てくれるようになるまでは、夜中に一度も起きずに寝ることが夢でした。

 

 

また、実家に頼れないと、どこへ行くにも子供を連れて出かけなくてはなりません。乳児の頃はおむつや着替え、ミルクの場合はミルクも持ってのお出かけとなるので荷物が多くなります。子供がいると行きたいところに気軽に行くこともできません。幼児になると自己主張し出すので、ますます大変になります。買い物に行けば店内で走ろうとする、品定めしてる隙に姿が見えなくなって探し回る羽目になる…。まだ子供が1人ならいいですが、3人も4人も抱えていたら大変ですよ。こちらは身一つですからね。

妊娠・出産・育児という地獄 - 仕事は母ちゃん

 

成長とともに大変ではなくなるのではなく,大変なことが変わるということでしょう。特に小学生とか多感な年ごろになると,精神的にいろいろと大変なことが起こってきますよね。私の妻の知り合いでも,小学生になって仕事を辞めたという人がいます。純粋に預けられるかどうかという問題ではないということです。

 

育児支援があればもっと産む?

じゃあ育児にかかる費用が無償になって、育児支援も手厚く受けられるようになれば産むか?と言えばそんな単純な問題じゃないです。

 

小さい頃だけの話だとそれだけで助かるでしょうけど、育児は子供が独立するまで続きます。大きくなると親の知らないところで親の知らない人と接する機会がぐーんと増え、その影響で悪いことに手を染めることもあります。知人の話ですが、子供が警察のご厄介になるようなことをしでかしてしまい、土下座したことがあるんですよね。

 

 

自分のことならともかく、完全に制御できない子供のやることなすこと、全て責任を持つ覚悟があるか。こればかりはどんなに支援が充実しても逃れられるものではありません。どんなに慎重に育てたところで、何の問題も起こさないとは限らないし、いじめのように子供に降ってかかる厄災も振り払わなければならない。子供の人数が増えれば増えるほど、責任も増していきます。むしろ支援が充実すればするほど、失敗は許されないと追いつめられるかもしれません。自分のことだけでいっぱいいっぱいだと、こんなことやってられませんよ。

妊娠・出産・育児という地獄 - 仕事は母ちゃん

 

 

これはおそらくいろいろな立場の人がいると思うのです。お金のために産むのではなく,産みたいけれどお金がかかるから産めないという人にはお金による子育て支援は有効な政策でしょう。

 

以下の記事で書きましたが,金銭的な理由で子供を持つことを断念する人も多いわけです。

 

 予定子ども数が理想子ども数を下回る理由として最も多いのは「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」であった。とりわけ30歳未満での若い世代ではこうした経済的理由を選択する割合が高い。一方、30歳代以上では、「欲しいけれどもできないから」などの年齢・身体的理由の選択率が高い。また、30歳代では「これ以上、育児の心理的・肉体的負担に耐えられないから」という回答が他の年齢層に比べて多かった。

 第14回出生動向基本調査/国立社会保障・人口問題研究所

もはや「3人っ子政策」「4人っ子政策」しかない~未婚社会に備える - 研究者はつらいよ~研究者の子育てブログ

 

だから「お金のために出産してほしい」ではなく,産みたいのに産めない人に対して,「お金がなくて産めないならお金を支援するから産んでください」というのが子育て支援だと思うのです。これはさっこ (id:plutan)さんの誤読ではなく,もとの記事がそこまで書いていないので「育児にかかる費用が無償になって、育児支援も手厚く受けられるようになれば産むか?」という話になるのは自然な流れです。

 

そういう意味では子育て支援としてお金を支援することで若い世代の中に,もっと子供を持とうと思う人がいると思います。どうでしょうか?

 

 

「子育て支援が親をダメにする」なんて言わせない

「子育て支援が親をダメにする」なんて言わせない