いつか朝日が昇るまで

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塾に通わせるのは贅沢か~目的と手段を間違えてはいけない

以下のはてな匿名ダイアリーを読んで「「普通に」子育て」にある塾通い何なのか考えてみました。

 

 共働き世帯年収450万円夫婦仲円満。

そろそろ子供をと思っているが私が妊娠したら世帯年収が約半分になる。

お互いの両親は九州と北陸の田舎住みな為手助けも期待出来ない。

そもそも少子化少子化騒ぐなら私たちみたいな夫婦が普通に子育て出来る環境にしないと一向に少子化は解消されないと思う。

私たち見たいなというのは、産みたいけど「金銭的」に産むことが難しい層の事。

よくその年収でも子供産んで育ててる奴いるとかいう人いるけど全くの見当違い。

私たちは「普通に」子育てをしたい。

習い事もさせたいし、綺麗な洋服も着させたいし、いろんな所へ連れて行きたい。

これはわがままではなく当たり前の主張だと思う。

お金がないから遊ぶのは近所の公園とか習い事させられないとかは「普通じゃない」子育てだと思う。

その結果常識の無い子供が出来上がっていくのを目の前で何度も見ている。

 子供作りたいけど決断出来ない

 

 

残念なのは,この文章を読むと最後のところ「常識のない子どもが出来上がっていくのを目の前で何度も見ている」に批判が集中してしまうこと。それを狙っているのでは?と言われればそれまでですが,その子育ての結果がどうなるかはともかく,高校受験のために塾通いをさせることは「普通か」,中学受験のために塾通いをすることは「普通か」,小学校の時に塾通いは「普通か」というのは考えてみる必要があります。

 

塾通いの現状

以下のグラフは通塾率の変化を示しています。中3生では65%が塾に通っているのに対して,,小6では37.8%の人が塾に通っています。

 

第17回 塾通いと教育に対する意識 文部科学省「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」2008年より - 調査室長コラム - ベネッセ教育総合研究所

 

さらに塾通いが過熱しているという保護者の意識もあります。

 

第17回 塾通いと教育に対する意識 文部科学省「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」2008年より - 調査室長コラム - ベネッセ教育総合研究所

 

そして一般的に公教育に対する不信が原因で,改めて公教育はどうあるべきか考える必要があるという結論になります。

 

 第一に、多くの子どもが疲れを感じているし、一部には過度な学習量を負担する子どもがいるという事実だ。例えば、中学受験をする子どもの半数以上は、平日4時間を超える学習をしている。よもや「受験競争の激化」の時代に逆戻りするとは考えづらいが、それでも子どもの負担に配慮すべきである。

 

 第二に、子どもへの動機づけと、学習の「質」の問題だ。せざるを得ない学習は、意欲的に取り組む学習にはなりづらい。その結果、子ども自身が深く考えたり、試行錯誤したりすることも難しくなる。子どもたちの学習量が増えつつある今、改めて学校と家庭の相互で、豊かな学習をどのように創出するかを考える必要に迫られているといえよう。

第17回 塾通いと教育に対する意識 文部科学省「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」2008年より - 調査室長コラム - ベネッセ教育総合研究所

 

塾通いはすべきか

それで塾通いは「普通か」ですが,中3生で65%の人が通っている現状をみるとこれを「普通」と考えることに違和感はないと思います。実際に大阪市では塾代を支援する試みをなされています。

 

大阪市市民の方へ 塾代助成事業

 

ただし当たり前のことですが塾通いは目的ではなく手段であるということです。塾に通わなくても十分な教育が提供されていれば問題ないわけです。また行きたくもない塾に行っても成績は上がりません。

 

実際に塾に行きたくない生徒で,「塾に行く」と家を出るのに塾に行かない中学生もいます。中学生ぐらいだとそういうこともありますね。

 

また塾によっては「本当に塾の先生ですか?」という人もいます。「先生が勉強してください」と保護者に言われた人もいました…。

 

塾に通えば成績が上がるかと言えば,生徒にもよりますし,塾にもよります。目的は学力向上なのですから、そのために何が必要なのかを考えるのが先でしょうね。一番良いのは公教育で行うことであり、それが可能でもあると思いますが、どうでしょうか?

 

 

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