いつか朝日が昇るまで

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「遊び」から学ぶ~幼児教育に必要なものは何か

我が息子も2歳半を過ぎ,周りも習い事を始めていて我が家も何か習い事でもしようかという話になってきました。でもいったい何が習い事として適切なのか,全く分かりません。踊りが好きなのでダンス教室でも行こうか,やっぱり英語だろうという話し合いが行われている最中です。

 

いやいやそんなに早い時期から何かしなくても良いでしょという意見はあるわけですが,周りが始めていると何かしないとなと思うのは自然の流れでしょう。プレ幼稚園とかが始まるわけですし,皆さん必死な訳です。

 

それについては以下のような記事も書きましたのでご覧ください。

幼児教育って意味あるの?〜アメリカの研究結果 - 研究者はつらいよ~研究者の子育て&日々雑感

 

そこで幼児なのだから習い事をするというよりも「遊び」から学ぶ方が良いという意見があるので,その意見について紹介したいと思います。

 

 「遊びは自発的な行動で五感を使った体験であり、経験は見えない未来を思い描くための素材です。経験が豊かであれば想像する世界も豊かになります。経験は断片的なものですが、目の前の出来事から連想される経験を複合し、脈絡をつけるなどの加工作用で新しいものが加えられ、創造が生まれます。創造的想像力を育むことが必要です」

 

 家庭の経済状況をはじめ社会文化的要因が幼児の読み書きなどの能力にどのように影響するかの国際比較調査も行った。「日本の幼児の場合、読み書きについては、5歳になれば家庭の収入による差はありません。語彙力については収入による差が見られ、習い事をしている幼児の得点も高くなりました。それでもピアノや水泳など芸術・運動系の習い事と受験塾や英語塾のような学習系の間には差はなく、子供中心の自由保育や共有型しつけを受けている子供の方が収入に関係なく高い語彙力があることも分かりました」

 「遊び」が育てる「学ぶ力」 「共有型しつけ」で自律的行動:イザ!

 

小学生がやっていることを幼児にやらせることで早期教育とするのは問題だというのはよく言われていますね。そもそも遊びからいろいろなことを学ぶことができるわけです。そう言えば我々の子供のころは外でみんなで遊んでいた印象しかありません。それでいろいろなルールを学んでいたように思います。

 

ではここで出ている「共有型しつけ」とその効果は何なのでしょうか。以下のように説明されています。

 

共有型しつけは子供に考える余地を与え、他の子供と比較するのではなく、成長を認め、ほめることを大切にする。命令や指示ではなく提案し、助言や援助で見守ろうというしつけだ。強制型しつけは、指示的なトップダウン介入をして考える余地を与えない。主体的に探索する姿勢や自律的行動の可能性を抑え、親の指示を待ち、顔色を見ながら行動するようになる。

 

(省略)

 

同事務局では、著名な大学への入学や難度の高い資格試験での合格、スポーツや芸術の分野で好成績を残すなど難関を突破した経験がある20歳代の男女を対象に調査し、子供時代に思いっきり遊び、親と楽しい時間を共有し、趣味など好きなことに集中して取り組んだという回答が優位となった。 

 

(省略)

 

「子供に寄り添い、子供の安全基地のような存在であるべきです。子供の反応をゆっくり待ち、心の声をしっかり聴くべきです。そうすることで子供の胸の内を見抜く洞察力が生まれ、子供が前に進むための足場となることができます」

 

そうか,分かったぞ。確かに遊んでいた記憶があるけど親と一緒に遊んだ記憶はないんだ。だからその後の成長に問題がある人間になったんだ,俺は(笑)。

 

さらに以下のブログの記事では共有型しつけの実例が詳しくまとめられています。こちらの記事だけでも十分です。

共有型しつけの実例 - biaslookの日記

 

上記ブログは以下のサイトをもとにまとめてくれていますので,今回は以下の参照元から引用してみます。

http://www.cf.ocha.ac.jp/rchde/pdf/nenpo2011.pdf

 

この年報には共有型しつけと強制型しつけの事例が出ています。どう違うのでしょうか。

 

 

子どもと一緒に物語を解釈し作っていくというのが共有型しつけということでしょう。それに対して強制型しつけは以下のようになります。

 

 

これって自分では意識しないうちにやってしまう可能性がありますね。物語ですから多様な解釈があるので,それを受け入れていっしょにやっていくのが良いのでしょう。まあ,そんなに簡単にはできないでしょうけどね。

 

皆さん頭ではこういう育児がいいと分かっているわけですが,それをいざ実行するとなると難しいものです。子供の人数が増えてくるとなおさらです。以下の記事でさまざまなブコメがあったことからも育児の難しさが分かります。

 

怒鳴ることが悪いのは分かっていますが… - 研究者はつらいよ~研究者の子育て&日々雑感

 

さらに働く人たちは子供を保育園に預けざるを得ないわけですから,そういう保育園を選ぶのは難しいのかもしれません。はあ,これから保育園探しをしないとなあ。かなり憂鬱です…。