いつか朝日が昇るまで

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若者言葉が体育会化してるって本当?

「最近の若者は…」という言葉の歴史は古く,アリストテレスも「最近の若い者は…」と言ったとか。それぐらい若者批判というのは昔からあったのです。今回は「若者言葉が体育会化している」という話です(無断転載禁止となっていますので引用はしません。詳しくは元記事を参照ください)。

 

 若者言葉はなぜ体育会化するのか?  週刊プレイボーイ連載(133) | 橘玲 公式サイト

 

 

「ありがとうございます」の多用は上下関係を徹底する言葉で,それが体育会系の部活でよく使われてきたと筆者は言っています。これは体育会の部活によって違っていて,「ありがとうございます」以外の言葉が徹底されている場合もあるわけです。ちなみに我が部活では「すいませんでした」→「した」(省略形)になっていました。もはや言葉の体をなしていません(笑)。

 

それでこのような言葉が体育会系の部活において使われてきたのは,かなり前からでしょう。しかしこの筆者は社会に出たらそういう言葉を使わなくなるのに,今の若者は社会に出て使っていることを指して「若者言葉の体育会化」としているわけです。

 

私自身も体育会に属していましたので,同じような言葉を使っていましたが,それを社会に出ても使っています。また上司の方でも部下に配慮して「ありがとうございます」を使う方は結構いますよ。

 

それではなぜ若者は「ありがとうございます」をよく使うのか。筆者による結論は体育会同様,人間関係のリスクを避けるために行われているのだということになります。

 

しかし,この議論にはなぜ「ありがとうございます」を「体育会化」とするのかという疑問が出てきますね。これは人間関係のリスクを避ける若者という結論を導き出すために用いられたのではないかと思えてなりません。

 

だからこそ最後の方で,「ありがとうございます」だけでなく「よろしかったでしょうか」が出てくるのでしょう。つまり「丁寧語と謙譲語が過剰である」という例として出されている言葉なのです。しかし,このような言葉を人間関係のリスクを避けるためと捉えるのは無理があると思うのです。

 

なぜならこの言葉は上司やお客様に向けられた言葉です。友達や家族にも同じような言葉づかいをしているとは思えません。また「ありがとうございます」と答えるやりとりを若者が頻繁にするのか?という疑問もあります。

 

一般的に若者言葉というと言葉の乱れの方を問題にするのだと思うのですが,このような用法の問題を取り上げて若者言葉の批判をするのはあまり聞きません。これってただの誤用とされるわけです。

 

若者言葉とコミュニケーション効果

日本語Q&A「「よろしかったでしょうか?」は正しい?」:スペースアルク

 

だからこの記事を読むと「人間関係のリスクを避ける若者」という結論ありきの文章に私には読めるのですがどうでしょうか?

 

 

若者ことば 不思議のヒミツ (さきがけ選書)

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