いつか朝日が昇るまで

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「お母さんが子どもを育てなくていい」~虐待防止の方法とは?

以下の記事,タイトルからして過激に見えますが,虐待防止の方法としては最も有効なのかもしれません。しかし,それが簡単にできないのも現実です。

 

 ■虐待の連鎖を止めるには

 

――虐待事件が起こるたびに多くの人が心を痛めていると思いますが、なくなりません。

 

杉山:『ネグレクト』を書いたときに、都内にある虐待防止センターの方に本を読んでもらい、何度かお話を伺いました。その際に、「お母さんが子どもを育てなくてもいいということになったら、虐待はすぐになくなるんだけどね」と言われたんです。その言葉がずっと心に残っています。命をかけて子どもを育てるのが母親の愛だと言われるけれど、そうでしょうか。満州から引き上げた女性に取材をしたことがありますが、子どもが死んでしまったお母さんたちは先に村を逃げていくのに、その人は子どもがいるために逃げられず、ひと冬を現地の中国人の妻となって過ごしました。そのときに「この子が死んでくれればいいのに」と思ったといいます。震災後に取材した避難所では、被災地から逃げてきた女性が子どもを虐待するということがあったのですが、適切なサポートを受けることによって女性の精神状態が改善し、虐待しなくなった。

 

――お母さん自身が追い詰められている状態で、「それでも子どもを第一にして頑張れ」というのは酷だと。

 

杉山:結果的に子どもが傷つきます。この本を書きながら、芽衣さんが「これ以上お母さんを続けられない」と言える社会であれば、この子どもたちは死ななかっただろうと思いました。子育てが上手な人も、そうでない人も、子育ての際にものすごくいろんなことを感じてしまう人もいる。同じ環境であっても育てられる人とそうでない人がいる。人って多様なわけで、そのなかの面倒くさくない、一般的な、誰でも理解できるような部分だけを捉えて「当たり前」「常識」とするのでは......。子どもは母親だけのものではないし、子どもは力の無いお母さんの元に生まれたら、絶対にそこで育たなければいけないっていうわけでもない。

 お母さんが子どもを育てなくてもいい...... 『ルポ虐待』著者が語る、虐待の連鎖を止める方法 | ウートピ

 

 

つまり育児支援がとても重要だということなんですね。「あなた母親なんだからしっかりしなさい」と言われても,「これ以上,どうしっかりすればいいの?」となるわけです。上の引用部分にもあるように子育てが大変と感じるかどうかは人それぞれです。同じ状況でもできる人とできない人がいるわけです。

 

私の妻は4か月検診で保育士の人に「お母さん,頑張りましたね」と言われ,泣いてしまいました。保育士さんが「何がつらい?」と聞いていたけれどもうまく説明できません。それで,あとで理由を聞くと,もちろん当時は夜何回も起きていたので育児が大変だというのもあるが,自分は周りの人に助けってもらっているのにうまくできない自分が情けないとのこと。

 

私の妻は自分がしっかりしなければいけないという考えが強いんですね。ですから人に頼ることも躊躇してしまう。声を上げることができない。そういう状況に追い詰められていくわけです。こういうお母さんは結構多いと思います。

 

「最近の若い母親は…」。こういう言葉は,今の母親が少なからず上の世代にかけられたことがある言葉だと思います。でもその時と時代が違うんですよ。「あなた働いてないんだよね。だったもっとできるよね」。これは病院の看護婦に言われた言葉です。

 

当時,おしりふきと紙おむつを使っていで,おむつかぶれになってしまったんですね。その看護婦は昔は「おしりふきなんてなかった。あんなの使うからおしりの皮膚が荒れるんだ」「昔は布おむつだった」などさんざん言われました。

 

この後,「最近の母親はすぐに楽をして…」と続くわけですが,働いていない人は育児が楽にできるんですか?そういう考えが親を追い詰めると思うのです(実際には妻は働いていたわけですが)。

 

気楽に母親たちが集まり,助けてもらえるような場所。そういう場所が必要ではないでしょうか?横浜市には次のような場所があります。こういう場所が近くにあるのは幸せです。

 

子どもと共に、仲間と共に、のんびり、ゆったり過ごしたい・・・。

 

 この町で子どもを産み、育てていく中で、多くの人と出会い、愛されながら、 「みんなで子育て」をしていければいいな、との思いのもと、いつでも気軽に立ち寄れる場所として、「どろっぷ」は開かれています。

 

 だれもが、ここに来たらいつでも「手を貸してね」と言えるように、そして「こんなことがあったらいいな」と言えるように・・・。

 

子どもの育つたくさんの風景を見つめながら、子育てをより豊かに、 そして子どもを取り巻くすべての人が、いろいろな色の「どろっぷ」のように

一人ひとり輝ける空間づくりをめざして、みんなでつどい過ごしてみませんか?

港北区地域子育て支援拠点・どろっぷ

 

子どもはみんなで育てる社会。そうしなければ虐待はなくならないと私は思いますが,どうでしょうか?

 

 

 

子どもの虐待防止・法的実務マニュアル【第5版】

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