いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

「赤ちゃんにやさしい国」は意識改革だけではできない

境さんが書いた一連の記事。以前から読んでいましたが,今回それらをまとめているのでこちらも勝手に(笑)まとめたいと思います。

【赤ちゃんにやさしい国へ】子育てはやっぱりみんなでするものだ〜二人のママさん訪問録〜 | 境 治

 

境さんの主張に関しては以下のような記事を書かれてもらいました。

 そして順番の話。私は子育て支援を充実されることがまず先に来るべきだと思っているわけです。その先に意識が変わる可能性があると。「みんなで子育てを祝福しよう!!」と言っても,それは個人の意識の問題であり,そこまで踏み込んで強制することはできませんし,そのような空気ができるとも思えません。

 

ならば子育て支援の方を先に充実させてほしい。それが子育てをする上で今,必要なことではなないでしょうか?つまり,私がこの問題に関してタイトルをつけるなら「母親にきびしい国で,赤ちゃんが増えるはずがない」です。「赤ちゃんにやさしく」というのは単なるスローガン以上の意味はないと私は考えますがみなさんどうでしょうか?

 赤ちゃんに厳しいのではなく母親に厳しいのが問題 - いつか朝日が昇るまで

 

今回の記事も同じような流れで論が展開されています。以下の箇所を見ると周りが気を遣う必要性を説いています。ただ今回は会社編ということで。

 

「子供が熱を出した」ことは、仕事よりも、その人にとっては優先するべきことだ。べき、と言うより、優先、と言うより、何をおいても、どんなに大事なことがあっても、すぐさま駆けつける事態なのだ。優先でさえない。

 

「子供が熱を出した」・・・「それはいけない、すぐ帰りなさい」「仕事の方は私たちみんなで力を合わせてなんとかするから」「気にしないで、さあすぐに行かなきゃ」・・・と、ならなくては。

 

いずれ母親になるであろう若い女性のみなさんもそうだが、男性も年配も含めて、あらゆる職場であらゆる仕事に携わるすべての人が、この点を理解しないといけない。「ちっ」と舌打ちしないで、「女はこれだから」とか思わないで、「子供が熱を出した」時に帰宅するのは当然だと認識を改めないといけない。なぜかこの国にはそういう文化がない。家庭は仕事の犠牲にするものだ。それが常識になってしまっている。でも、それは異常なのだ。

 

その上で子育ての素晴らしさを説いて,子育てに対する理解を求めていくわけです。

 

子育ての価値は、それと同次元ではない。大袈裟に言えば、時空を超えた価値がある。大きいとか小さいとか、高いとか低いとかではなく、親にとっては何をもってしても計測できない、無限大の価値がある。"かけがえのない"という言葉があるが、なんて抽象的なと思いつつ、子育てこそが"かけがえのない"ものだと思う。

 

そして子育てに対する理解を深めるために以下のことをすべきだと言う訳です。

 

それは、子育ての周りにある文化を変えることだ。子育てとはどういう作業なのかという情報に、若いうちに接する機会をつくるとか、子育てをもっと社会の中に入り込ませていくことだと思う。前に紹介した赤ちゃん先生プロジェクトはそのひとつだ。 

 

このように子育てに対して理解してもらうということは確かに必要かもしれないですが,子どもが病気だと帰宅する人に対して,なぜ舌打ちしてしまうのかを考えなければ,問題は解決しません。

 

誰かが仕事を休むと誰かが代わりにしなければなりません。でも給料上がらないですよね?なぜならこういう仕事の助け合いを善意に頼っているからです。子育て中の母親が多い会社であれば「お互い様」となり,「次は私があなたの代わりに仕事をやるよ」となりますが,仕事を代わってあげてばかりの人に不満がたまるのは当然です。

 

「自分たちだって結婚して子供を持てば…」と言われても,実際に結婚も子供も若者は実感できませんし,その思いは伝わらないと思います。だから正社員であっても大胆に給料の差をつけていく,もしくは代わりに仕事をやったら給料に反映させる(賞与でもいい)などの制度を作るだけでかなり変わると思います。

 

そうでなければ子育てをしている人は派遣かバイトかという話になってしまうと思います。例えばユニクロの正社員化の話。みなさんも読んだかと思いますが,私は以下の箇所が気になってしまったのです。

 

 ファーストリテイリングは過去にも5000人の正社員化を打ち出したことがあるが、正社員になるとフルタイムで勤務しなければならず、子育てや介護などで短時間勤務しかできない人は対象外だった。

 ユニクロ、パート・アルバイトを正社員化(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース

 

 

「正社員=フルタイム」が前提なんですね。もちろんこれが毎年行われ,子育てが終わった人が正社員になれる道が開かれているのなら良いのですが,今,子育てをしていたから正社員になれなかったと思うと,気持ちも沈むのではないですか?

 

人に仕事を代わってもらう際に善意によるのではなく,お金を介在させた方が頼む方も頼みやすいし,頼まれる方も引き受けやすいと考えますが,皆さんはどうでしょうか?

 

 

子どもへのまなざし

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