いつか朝日が昇るまで

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横浜の待機児童ゼロは1年だけだった~横浜の子育て事情

大々的に発表された横浜市の待機児童ゼロ。その後横浜に倣えと横浜方式を取り入れようとする政府や自治体がありましたが,それも1年だけで今後の見通しは厳しいものになっているようです。

 

横浜市が2015年4月に向けて確保している保育所定員数が、入所申込者の見込み数に対し、約1300人分不足する恐れがあることが市の推計でわかった。

 

 市は13年4月に申込者を上回る定員枠を確保し、「待機児童ゼロ」を達成。その後も毎年3000人ずつ定員を増やす予定だが、需要に追いつきそうにないという厳しい事態に直面している。

 

(省略)

 

 

 市は13年4月、入所申込者数を上回る保育所定員を初めて確保し、待機児童ゼロを達成した。ところが、「入りやすい」との期待感が高まり、同4~9月の新規入所申し込みは前年同期比1・22倍に増加。待機児童は13年10月1日現在で231人となった。また、市が今月18日に明らかにした認可保育所への新規申込者のうち、希望する保育所への入所が決まっていない「保留児童」は2953人と昨年より621人増えている。

自慢の待機児童ゼロ、申込者増で「風前の灯火」 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 

 

「入りやすい」と言われるとそこに申し込む人が殺到するわけで,待機児童ゼロを継続することがいかに難しいことかよく分かると思います。一方で,横浜市は決して子育て支援が充実しているとは言えません。例えば小児医療費の助成に関して。横浜市の助成は決して十分とは言えません。神奈川県でも他の市では小学校6年生まで助成されているところもありますが,横浜市は小学校1年生までです。

 

横浜市は、子どもを持つ市民らからの要望が強い「小児医療費」の助成年齢引き上げを、14年度も見送ることを決めた。横須賀市などが新年度から助成対象を拡充する中、財源不足を理由に小学1年生までとする現行水準は据え置かれる。

 

 

財源確保がネック

 

 横浜市では保育所待機児童解消の継続や、小児救急医療、産科・周産期医療の充実など子育て支援全般では予算を厚く配分しているものの、小児医療費助成の拡充までには手が回っていないのが現状だ。そんななか、3人の子どもを育てる戸塚区在住の女性は「特に歯科治療などは通院回数も多くて出費がかさむが、健康のこととなれば他の生活費と違って節約もできない。補助の手厚い他市への転居も考えてしまう」と、切羽詰まった状況を語る。

 

 市が拡充に苦慮する背景の1つにあるのが、03年に県が設定した市町村により異なる補助格差。小児医療費助成事業に対する県の補助率は政令市が4分の1である一方、その他市町村は3分の1と格差があり、林文子市長は予算編成にあたって昨年12月、県へ是正を求める要望を提出していたが実現には至らなかった。

 

 所管する市健康福祉局は、「横浜市で小学2年へ対象を拡大すると約9億円の財源が通年必要になる。限られた財源の中で厳しい状況だが、引き続き検討していく」とし、未就学児の医療費負担を高齢者並の1割へ引き下げることも独自に国へ提案しているという。 

年齢引き上げ見送りへ | 港北区 | タウンニュース

 

また横浜市の中学校は給食がありません。これって横浜市に住んでいる人以外には驚かれることです。こちらは前回の選挙の争点にもなりました(参考までに私のブログの記事もリンクしておきます)。ただどの候補も中学校給食に言及していたにも関わらず,中学校給食が実現できるかは難しいところです。

 

 「中学校昼食のあり方について検討します」「中学校給食導入へ向けて検討を行います」「中学校給食を推進します」―。同市議選向けの政党の政策集には、表現の違いや温度差はあるものの、中学校給食、昼食を取り上げるケースが目立つ。各候補の選挙公報でも、取り上げ方の強弱や優先度の相違こそみられるが、今回の選挙で顕著に増えた。

 

 背景にあるのは、女性の社会進出、共働き世帯の増加による中学校給食に対するニーズの高まり。子育て世代が多い選挙区のある候補者は「地域を回っていると、中学校給食の実現は切実な要望だと実感する」と話す。市は子育て支援を最重点課題に位置づけているが、特に若い層が多い選挙区では保育所待機児童の解消などと並びストレートな反応があるようだ。

 

 問題は財源。市は中学校給食の全面的な実施には慎重な姿勢で、弁当の持参が基本というスタンス。その上で、弁当を持参できないケースへの対応は食育や成長期の栄養という観点から必要という考えだ。実施へ向け本格的に取り組んでいくという候補者もおり、改選後、市の検討状況と合わせて有権者、市民の関心を集めそうだ。 

統一地方選:中学校給食が焦点に、背景に女性の社会進出など/横浜市議選:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

横浜市の中学校は給食がない!! - いつか朝日が昇るまで

 

最後に

どの問題もそうですが最終的に「財源が」となるわけで,何を優先的に解決するかというのが重要になってきます。現状では待機児童をなくすことが横浜市では重要視されているということでしょう。確かに最近起こったベビーシッターをめぐる事件などを見ると,待機児童の問題を優先的に解決しなければならないというのは理解できます。

預け先を探せない!!~ベビーシッター事件に思う - いつか朝日が昇るまで

 

しかし,その待機児童ゼロも1年だけだったとなると,現状,ますますそこに予算を割かなければならず,他の支援は後回しになる可能性が高いでしょう。そういう意味でも自分たちはいったいどこで暮らし,どこで子育てをするのか。これが重要になってくるでしょうね。と同時に,自治体間の格差というのもこれからますます広がっていくのかもしれません。以下の記事も参考にしてみてください。

子育てには何が必要か~これから親になる人のために - いつか朝日が昇るまで

 

とは言っても私たちのように子育てを開始してしまっている人たちにとっては,引っ越しも容易ではなく,現在の状況の中で何とかやっていくしかありません。今後もいろいろ問題が発生すると思いますが,頑張っていこうと思います。 皆さんも大変でしょうがお互い頑張りましょう!!