いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

みんなができる人間であるわけではない~朝日新聞の土曜版より

朝日新聞の土曜版に「フロントランナー」というコーナーがあります。そこで今回はエイビイシイ保育園長の話が紹介されていました。タイトルは「昼も夜も24時間,子供は宝物」です。24時間保育の実現に奔走し,それを実際に行っている延長に対するインタビューが中心の記事になっているわけですが,こういう記事が大々的に報道されてしまうことで,その影にある保育の大変さが隠れてしまうと思うわけです。例えば以下の部分。

 

―深夜勤務のある保育士は激務ですね。

月に4,5回は泊まり勤務があり,仕事はラクではありませんが,職員たちには耐性を身につけて欲しい。 

 

この後,待遇面で処遇しているという話が出ているわけですが,それがどこまでのものなのか,限界があるでしょう。実際に求人情報を見ると夜間勤務がどのようなものなのかは分かりません。

保育士の転職/求人情報(東京都新宿区|掲載: 12年03月01日~)

 

もちろんこのような保育の実現にむけて頑張り,それを維持しているということは称賛に値しますし,24時間保育を維持していくのは経営面でも大変なことでしょう。特に最近のベビーシッターの事件などを見れば,夜間に子供を預けることがいかに難しいことが分かるでしょう。

 

―インターネットを介してベビーシッターを頼み,子供がなくなる事件もおきました。

痛ましいことです。もっと一時保育や夜間保育をする所があればこんなことにはならないのに。例えば一時保育は区民なら1日1千円ですが,それも広くは知られていない。本当に困っている人に情報も援助の手も届いていないのが現状です。

 

こうした立派な事業を維持しているがゆえに,もっと金銭的な支援が必要であることを訴えてほしいと思うわけです。

 

―「保育の質」とは?

愛情の深さ,ではないでしょうか。言葉のかけ方一つでも違う。人情ある保育園でありたい。

 

教育というものに携わると子供のため,生徒のためと時間外の労働が常態化することがあります。塾業界は特にそうです。そういうことは気にせず,むしろ望んでそういうところに飛び込んでやりがいを見出す人はいるわけですが,辞める人も多いわけです。

 

塾業界は資格がいりませんが,保育士の場合,資格がいるわけで,実際に今,保育士不足になっているわけです。「仕事のやりがい」というのを売りにして仕事についてもらうことは現実的でないと思うわけです。

利用者負担を増やすか税金を上げるか~待機児童問題を考える - いつか朝日が昇るまで

 

上記記事にもありますが,特に男性の保育士は自分も家庭を持って子供を育てたいと思うわけですが,実際にはかなり難しい状況にあります。そういう状況では永続的に保育制度を維持することはできないでしょう。

保育所は、なぜ需要があるのに増えないのか? | 女性差別?男性差別? | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 

さらにその責任の重さ。アレルギーの問題などもありその責任の重さに耐えられないというのもあるようです。以下の調査にも労働環境の改善が望まれることが表れています。

 

 

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http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11907000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Hoikuka/0000026218.pdf

 

保育士の方たちは子供は好きでしょう。子供は宝物だと思っているでしょう。でもそれだけではやっていけない。そういう事情の方をぜひ紹介してほしいと思います。どうでしょうか?

 

 

はじめての保育園―働くママ&パパのための

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