いつか朝日が昇るまで

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子育て環境変えるべく子育て世代は選挙に行くべし

以下の記事を読みました。「日本は子育てしにくい国」だと71%の人が思っているとのことです。ほとんどの人は他の国で子育てをしたことがないわけですから,子育てしやすいかどうかは国レベルでの比較ではなく,日常においての不満を示しているのだと思います。

 

その理由として待機児童の問題,男性や企業の理解度が低いとあるわけですが,もうひとつある以下の理由を今回は考えてみたいと思います。

 

 高齢者に優しく子供に厳しい?

 

・「日本は高齢者保護ばかりで、子供に対しての支援が少ないから。子供が安全に遊べるような場所や、安心して成長していける経済的支援が少ない」(27歳女性/機械・精密機器/技術職)

 「日本は子育てしにくい国」71% - 男性や企業の理解度が低いとの声も | マイナビニュース

 

 

待機児童の問題も「待機児童ゼロ作戦」と言われ,小泉政権の時から言われていたことですが,解決されないまま現在に至っています。子育てに対する支援も,民主党子供手当を掲げて政権を取ったにも関わらず,不十分な形で終わってしまいました。

 

なぜそうしたことが起こるのか。それは子育てをしている人たちの声が政治に届いていないからです。当初,民主党は政策に優先順位をつけて,予算を配分すると言っていました。誰が見ても子供手当を実施すれば予算が必要になるわけで,その分を他のところから持ってこなければなりません。

 

もちろん持ってくる予算がそもそもないというのもあるのでしょうが,結局削れないんですよね。で,そのうち「現金よりも保育園が必要」みたいな話になって,財源不足を理由に子供手当は拡充されないままでした。

 

実際に選挙のデータを見てみると若い世代の投票率は低くなってます。若い世代は人口としても低いのに投票率が低いとなれば,その声は子育て世代以外の声にかき消されることは間違いないでしょう。

 

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全国の49,214投票区の中から、188投票区(47都道府県×4投票区)を抽出し、抽出された投票区について男女別及び年齢別に投票率を調査した。

投票区の抽出方法は次のとおり。

(1)各都道府県から標準的な投票率を示している1市1区1町1村を抽出(区が存在しない県は市を2か所、村が存在しない県は町を2か所抽出)した。

(2)抽出された各市区町村において標準的な投票率を示している投票区を1か所ずつ抽出した。

なお、上記抽出の結果、188投票区数の内訳は、東京都特別区1か所、政令市の行政区15か所、市78か所、町60か所、村34か所となっている。

第46回衆議院議員総選挙における年齢別投票率 | 財団法人 明るい選挙推進協会

 

実際,子育てというのは経験した人が多いので,若い世代を甘やかすなという意見が出てきたり,子育ては自宅ですべきという自民党議員の意見も出てきて,それがそのまま採用される可能性もあります。

ベビーカーマーク「若い母親甘やかし過ぎ」と年配女性が苦情 - ライブドアニュース

 

待機児童の問題が出てきていて,安倍政権子育て支援に乗り気になっており,今こそ子育て環境を変えるべきだという話は当然あるのですが,実際に予算をどこまで割けるのか,これが本当に重要です。そうした予算確保のために声を大きくしていくべきだし,選挙にも行く必要があるかと思います。

 

子育て支援というのは「今」必要なのであり,社会の規範の変化,人々の意識の変化などを待っている余裕はありません。またこうした意識の問題は「意識が変わらないとね」で終わってしまうと思うのです。だから以下のような話から先に進もうと。それこそ政治をどうするかという話なのです。

 

ーー規範と実態の乖離を埋めることができれば、子育ての社会化もうまくいくということでしょうか?

 

松木:そうですね。規範の変化が起これば、特になんの問題もないと思います。私自身の価値観からすれば、0歳から子どもを預けることに、なぜそんなに罪悪感抱くのか不思議なんです。でも、どうやら、そういう価値観ではない人も多いらしい。それなら、子育てを支援する人も、支援される人も家族の責任を大切にしていることを前提とした支援の制度を考えていかなければいけないなと。

 

ーーそれは具体的にどういうことでしょうか?

 

 

松木:子どもを長時間預けることが、子育て責任の放棄として理解されることがないような支援であることが重要だと思います。支援者と子どもの保護者が、お互いに子育ての対等なパートナーとして認めあえるような支援のありかたというか。そのためには、支援者が子どもに提供するケアがあまり集団的なものにならないことや、支援者と保護者が個別的な関係性を形成できるような環境であることが条件になるでしょうね。

「保育園に預けられる子どもはかわいそう」? 子育ては家族の責任か 『子育て支援の社会学』 松木洋人氏インタビュー WEDGE Infinity(ウェッジ)

 

やるべきことは分かっているのですが,予算がない,金がない。ないものはどこからか取ってくるしかない。もしくは税金を上げるしかない。その際に他から予算を回される政策ではなく,他に予算を回した結果,実施できない政策になってしまう。それがこれまでの子育て支援ではなかったかと思います。

 

このままいけば高齢者予算が増えていくわけですから,子育て予算が拡充されるわけでがありません。実際に現在の推計でもそのようになっています。

 

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http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2013/0516/sankou_01.pdf

 

昨年から,杉並区などでは待機児童の問題を解決すべく,声を上げている方たちもいるわけで,これからそういう動きをもっとしていくことが大事だと思います。さらに子育てがひと段落した人もそういう動きに対する支援をお願いしていく,また自分たちも支援していくことが必要です。

 【都知事選】「保育園一揆」から1年、待機児童問題の現状 「保育園ふやし隊@杉並」を立ち上げた曽山恵理子さんに聞く「首都の争点」

 

政治家の皆さん,もう「現状が大変,なんとかしないとね」みたいな話はいいので実際に予算をつけて,支援を拡充してください。そうしないと少子化なんてなくなりませんよ。