いつか朝日が昇るまで

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「子供を産むことはフランス人の唯一得意なこと」らしいが日本はどうすればいい?

以下のエマニュエル・トッドの記事読みました。エマニュエル・トッドと言えば次の本が有名ですよね。

 

帝国以後 〔アメリカ・システムの崩壊〕

帝国以後 〔アメリカ・システムの崩壊〕

 

 

この記事のタイトルにもした言葉はインタビューの中に出てきます。

 日本は少子高齢化社会に突入しています。政府はいろいろな手を打ってはいるが、出生率は上がっていません。何か解決策はありますか。

 

トッド:少子化から抜け出す方法について例を挙げて説明しよう。それは、わが母国フランスの例です。フランスは政治も経済も何もかもうまくいっていない。失敗だらけだ。しかし、唯一、出生率だけは上昇に転じ、うまくいっている。

 

 我々フランス人は合理的だ。子供を産むことはフランス人の唯一得意なことだ。たぶん、産児制限、堕胎を最初に実行した国だからだと思う。勤労者階級が子供をつくるのはどの国でも普通のことだが、フランスでは中流や上流階級でも出生率が高くなっている。

 

 フランスで何が起きているかというと、基本的に個人主義の国で、個人が自由に行動できる。実際、出産の55%は非嫡出子だ。非嫡出子を不都合であると気にしないし、国家がそうした家族を援助する重要な役割を果たしている。

日本人は少子高齢化という衰退を楽しんでいるのか:日経ビジネスオンライン

 

フランス人は合理的なのに「政治も経済も何もかうまくいっていない」って,合理的ではないでしょという突っ込みはこの際,やめておきます(笑)。この後,どうすれば出生率が上がるのか,彼なりの解決策を示してくれます。

 

教育費の無料が重要

つまり少子化の解決策は、国による家族支援が効果を発揮するということだ。現在の日本ではかなりの割合で大学などの高等教育を受けている。子供を産んで高等教育を受け、有能な大人に成長するまでに25年はかかる。

 

 そういう状況で子供を産むという決断は、国が手厚い支援をしない限り、重大なものになる。ヨーロッパと違い、日本では女性が働いて同時に子供を産むということが非常に難しい。フランスのように中流階級の家庭に国から大きな支援はない。膨大なコストを要するからだ。

 

(省略)

 

私はフランスがお手本だとか、その教育制度を導入すべきと言っているわけではない。フランスの出生率が高く、特に中流階級の女性が国から手厚い援助を受けていることが出生率上昇の背景にあるということだ。

 

 アングロサクソン諸国やたぶん日本においても、フランスやスウェーデンのような国は、政府支出の大半が社会サービスに注ぎ込まれているといった誤った見方をされている。低所得層ではなく、フランスやスウェーデンでは、中流階級がその教育制度の恩恵を受けている。 

 

つまり金銭面で積極的に支援することで少子化を解消することができるということです。さらにそのために国家の介入を望んだ方が良いということでしょう。私ももっと積極的にお金を支援しろと子育て世代が言った方がいいと考えています。

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あと重要なのはフランスとは違って,日本は未婚率が高くなっている(結婚制度が存続している),晩婚化で子供が産めないなどの事情があると思います。しかし,私は婚活支援は地方自治体に任せて,国は少子化対策,とくに金銭的な援助や待機児童解消に全力を注いだ方が良いと思います。

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また子供を産むか産まないかは個人の自由です。「お金のために子供産むわけないだろ」。もっともな意見ですが。だから支援の対象は子供がほしいのに金銭的な理由で持てない人たちにする。そうです,日本は三人っ子,四人っ子政策をやるべきです。三人目に,四人目には医療費も教育費も無料という政策をとれば良いのではと思うのですが,どうでしょうか?

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少子社会日本―もうひとつの格差のゆくえ (岩波新書)

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