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いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

専業主婦願望が増えるのは悪いことではない

以下の記事を読みました。若い女性に専業主婦願望が増加しているとのことです。

 

 働き世帯が増え、安倍晋三政権が一層の女性活用を働きかける一方で近年、女性の間で専業主婦願望が高まっている。厚生労働省の調査では、独身女性の3人に1人は専業主婦を希望。内閣府の2012年の調査では「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」と考える人の比率が前回(09年)より10.3ポイント上昇し51.6%になった。20代では20ポイント近く伸びた。

 

 東レ経営研究所の渥美由喜ダイバーシティワークライフバランス研究部長は、若年層の専業主婦願望について「夫の給料が右肩上がりで専業主婦が主流だった母親世代への“憧れ”がある」と分析する。

 女性“活用”の現実 専業主婦願望 増加の背景は (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース

 

 

原因が母親世代へのあこがれだとしているのですが,最後の段落を読むと対象も原因も違うのです。

 

子育てに専念するのも、仕事に打ち込むのも、ほどほどに働くのも個人の自由。ただ、保育所不足はもとより、「仕事量は男女平等でも家事・育児は女性」「長時間労働で家族を犠牲にするのはやむなし」といった社会の意識が女性の働く意欲を萎(な)えさせているとすると、日本は人材をみすみす失っていることになる。

 

最初の調査は独身女性向けですので,結婚もしていないし,結婚したら専業主婦になりたいと考えていることと,実際に今子育てをしている人が働くという話は全然違います。子育てをしながら働きたいという人は意欲の問題ではなく,社会制度の問題であり制度が整えれば働くことが可能になるわけですが,一方,専業主婦になりたいという意識は独身女性に対する調査の結果であり,制度には関係ありません。

 

若い女性に専業主婦願望が増えても何も問題がなくて,現在問題となっているのは働きたいのに働けない人たちだということを忘れてはなりません。働きたいのに働けない人に対してはやることは明確で,あとはどうやるか,どれだけの予算をつけるかという話でしかありません。

 

一方,専業主婦願望に関してですが,これが増大することって悪いことではないと思うんです。現政権が女性を活用したいと考えているからマイナス要因みたいに扱われていますが,夫の収入だけで食べられるならそれで良いのではないですか。またそもそも生活に困らないのに働かなければいけないの?とも思ってしまいます。

 

このような流れは何も日本だけの話ではありません。アメリカでもそういう傾向があるようです。

 

 ――話を元に戻して、「主婦回帰」の流れは、リーマンショック以降の不況の影響も大きいのではないですか? つまり、満足な職に就けなかった人、あるいはレイオフ(解雇)された人が多くて、やむをえず主婦にならざるをえなかった人が多いのではないかと。

 

(中略)

 

リストラされた女性がもっとシンプルに生きたいからと、華やかな都会を捨てて田舎で農場暮らしを始めるのは、不況に精いっぱい抵抗しているだけかもしれません。そもそも経済学者に言わせれば、不況のときはいつもこの手の生き方がはやるとも言います。

 

2008年以降のアメリカは、不況という名の暗闇にすっぽり覆われています。そうとうな金持ち以外は誰しもが、きっちり財布のひもを締めている。「ハウスワイフ2.0」たちが、編み物やパン作り、裁縫などを一生懸命やるのも、少しでも倹約したい気持ちの表れなのだと思います。

 

でもそれ以上にわれわれの世代――ベビーブーマーの子どもで、1975~89年に生まれた“ジェネレーションY世代”――の価値観の変化が、主婦回帰の大きな要因だと思います。

 

――価値観の変化とは?

 

そもそも、われわれの世代は「自分の好きなことを、一生懸命するのがいちばん大切」と言われて育ったので、会社で出世したいとも思っていない。仕事を人生そのものにする気もさらさらありません。

 

私たち世代にとって最も重要なのは、フレキシビリティ。つまり、スケジュールを自分で組み立てられ、好きなときに休暇に行ける働き方です。また、人生に対する充実感、幸福感を重視する人が多い。もちろん、その幸せとは、アメリカンドリームを成し遂げることではありません。

 

むしろ、アメリカンドリームなんてよくよく考えてみれば、余計なものをたんまりため込んで、環境を壊しているだけじゃないかと考える。長時間労働や手軽なだけで味気ない食事に嫌気がさして、みんな原点に戻りたがっているのです。

 会社人生にNO!米国、専業主婦ブームの真相 | ワーキングマザーサバイバル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 

 

何のために仕事をするのか

結局最後は「仕事って何のためにするの?」という話になるんだと思うんですね。お金があるのに仕事をするよりも自分の人生を豊かにしたと思うことはとても自然なことだと思うのです。

 

自己実現をどう図るかなんて人それぞれで,それが仕事の人もいれば田舎暮らしのひともいるわけです。お金があれば働かなくていいと思っている私としては専業主婦願望は自然なことなのです。

 

実際に以下の調査では,女性が働く理由1位は家計のためでした。

■第1位 家計の収入を増やしたい

 

この理由は、全回答の5割以上を占めています。そして、収入を増やさなくてはいけない理由のトップが、子供の教育費だと思われます。 

 

いまや、私立中学の受験者数は、5万人を超えています。その塾代だけでも、3年間で300万円近く、さらに私立中学の初年度納付金は、120万円。そして、私立中学入学後も、塾に通う(月々3~4万円)お子さんが、とても多いのが現状です。さらに高校生になったら、大学受験に向けて、予備校代は年間100万円近くになります。

 

 

それからまだ、合格後には、大学の費用が待っているわけですから、「働かざるを得ない」という人が多いのもうなづけます。

 3/3 あなたが「働く理由」 TOP10 [女性の転職] All About

 

 

だから専業主婦願望が増えることをマイナス要因としてとらえるのではなく,社会の豊かさ,生き方の多様性と捉え,それが実現できるような社会にした方がいいのではと思うのですが,どうでしょうか?

 

脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法

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