いつか朝日が昇るまで

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子供の習い事最前線~自己責任論が原因?

子供に何を習わせるか,いつから習い事を始めるか。ほとんどの親御さんが悩んでいるようで,私の周りも2歳から習い事を始めています。以下の記事に最近の習い事事情とその原因が書かれています。確かに習い事の選び方などの本も出ていて,習い事熱も上がっているようです。

 

まちがえない!  子どもの習い事―選び方から生かし方まで (Como子育てBOOKS)

まちがえない! 子どもの習い事―選び方から生かし方まで (Como子育てBOOKS)

 

 

 

特に真剣な顔つきの小学4年の男児(9)に「習い事はいっぱいしてるの?」と声をかけると「確かにちょっと忙しいかも」。このスクールの他に英語や水泳、科学実験教室、学習塾にも通っているとのこと。「プログラミングは科学実験教室の次に好きだから楽しいけど、苦手な習い事だと『えーもう行くの』と思う。でも頑張ればお父さんがほめてくれるからうれしい」と照れ笑いする。父親(42)は「小学校からこんなに習い事をしなければならないなんて、確かに可哀そうかもしれない。それでも与えられた環境の中で、社会に必要とされる人材になるには何かしなければなりませんよね」。習い事は「そのために親が子どもにできることの一つ」なのだそうだ。

特集ワイド:ここまで来た!!お子様の習い事 コンピュータープログラミング、0歳からの英語・脳トレ… - 毎日新聞

 

小学生で毎日何かの習い事で埋まっている子供って結構多いんですよね。まあこれがつい最近始まったことではなくて,以前からあったことだと思うのですが,最近は特に忙しいようです。通塾率では以下のようになっています。

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http://www.caa.go.jp/seikatsu/whitepaper/h19/10_pdf/01_honpen/pdf/07sh_0101_3.pdf

 

さらにそれが親の自己責任から来ているというところが問題になっているというのです。上記の引用部分でも「社会に必要とされる人材になるには何かしなければなりません」とあり,それが親の責任であり,子供に勉強させようとする傾向があるようです。これは強迫観念だとか。

 

ベネッセ教育総合研究所の「学校外教育活動に関する調査2013」によると、「運動やスポーツをするよりも、もっと勉強をしてほしい」と望む幼児(3歳から就学前まで)の親は2009年の14・4%から13年には23・8%に増加した。小学生の親も24・3%→32・0%と同傾向にある。「音楽や芸術の活動をするよりも、もっと勉強をしてほしい」も、幼児の親22・7%→32・5%、小学生の親31・5%→39・4%。「幼児に勉強させたいと思う親がこれほど増えているなんて……」。東大の本田由紀教授(教育社会学)は驚く。「親の教育への熱心さが、子どもの将来を左右する」と考える親も全体で55・1%から62・6%に増えている。

 

(中略)

 

本田教授は言う。「経済的に苦しくても『子どもの将来のために何かしなければ』という親の思いが強まっているように感じます。特に少子化対策が叫ばれる今も子育ての責任が母親に押しつけられがちな日本では、精神的に追い詰められる女性が増えないか心配。母親の責任を軽減することなく、『もっと社会でも活躍しろ』と圧力をかけているのが今のこの国ですから」

 

親の責任で通わせても意味がないというのは確かにあるのですが,全く勉強しないと何かしなければならないと思った時に,かなり苦労すると思うわけです。無理やり塾に通わせるのは確かに良くないことですが,勉強できる環境であればそれを提供したいと思うのは当然かとも思います。

 

自己責任主義を薄めていけば解決なの?

筑波大の土井隆義教授(社会学)は「10年ほど前から、何事も自己責任だとの考えが広まった。親も同様に、子育てに関する自己責任を社会から求められ、結果的に子どもをより安全圏に囲いこもうとしている。しかし習い事は親が設定した現状から下に落ちまいとする上昇志向のセーフティーネットであって、本当の意味でのセーフティーネットではない」と指摘する。大切なのは、親が考えたレールから外れたり、今いる場所に適応できなかったりした時、どう立ち直るかだという。習い事ではきっと解決できない。「社会にはいろんな立場の人がいる。それを子どもが知り、たとえレールから外れても生きていけることを実感すれば、本当のセーフティーネットになるのです」

 

 

 それにはまず、社会がもっと寛容になることだ、と土井教授。「多様な価値観を許容し、親の自己責任主義を薄めていけば、社会の中で子ども自身が自然と生きる力を養えるはず。本来は習い事ではなく、逆にぼーっとする時間こそが子どもには必要なのではないでしょうか」

 

確かに上記のような親の自己責任で子供に習い事をさせないといけないという流れがあるでしょう。それは私の周りにもいますし,塾でも見受けられます。ただこれを「自己責任主義を薄める」「多様な価値観の許容」で解決しようとする解決しないと思うんですね。

 

「みんなで多様な価値観を共有しよう!!」「自己責任主義を薄めよう!!」と言っても何も変わらないのではないですか?むしろ習い事をしないといけないのなら習い事ができるように支援する方が良いと思うのです。多様性というのはスタートラインがそろって初めて言えるわけで,まずはみんなが習い事をできるようにして,それから多様性という話かと思います。

大阪市市民の方へ 塾代助成事業

 

幼児・小学校低学年の場合…

皆さん,幼児の親が勉強させたいという割合が増えたと言っていますけど,それって本音ですか?幼稚園に入れる前に習い事で予定埋めていませんか?幼稚園は終わるのが早いから習い事を入れていませんか?夏休みの塾代は安いので通わせていませんか?そういう気持ちがある人もいると思いますし,私はありますよ。だって子供をただ預けるだけよりも役に立ちそうな気がしますし,子供を預けて自分の時間を持ちたい人もいます。さらに夏休み,毎日家にいるよりは塾に行ってもらった方が助かると思うんではないかな?そういうのもあると思うんですけどね。