いつか朝日が昇るまで

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「恋愛学」で少子化解決したら苦労はしない

昨日ツイッターで話題になりました「恋愛学」。「婚学」に続き,さらにブーム(?)を巻き起こしそうです。それで昨日の話ですが,皆さんが疑問に思っていた点は以下の点です。

 

 「恋愛学」の講座を担当したこともある早稲田大の森川友義教授(政治学)は「人口減少により、介護や税収減、空き家、孤独死などの問題が生じ、地方は大きな影響を受ける。児童手当などは結婚しない人には関係ないので、少子化問題の解決にはならない」と指摘。「婚活パーティーなどに税金を投入することへの議論はあるが、参加者が結婚して子どもを産み、その地域に住んでもらえれば将来的に元はとれる。男女を引き合わせるだけでなく、そこまでのフォローが大切だ」と話している。

 <婚活>政府支援に46都道府県から求愛殺到 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

 

婚活の政府支援に対する反対も多くみられるわけですが,児童手当が少子化対策にならないというトンでもな意見の方が強烈過ぎてこちらへの批判が集まっているのです。生涯にわたって支援をしなければならないというのは理解できますが,児童手当もその一環ではないのかと思うんですけどね。

(婚活支援に関しては以下の記事をご参照ください)

婚活支援と子育て支援はどちらが出生率を押し上げるか - いつか朝日が昇るまで

 

金銭問題が子供を持つことに関して大きな制約になっていることは以下の記事で言及しました。そのためここでは詳しく述べません。また結婚しても子供を持たない人たちもいるわけで,結婚即出生率の上昇とはなりませんよね。

少子化に何が効く?~男女間の違いについて - いつか朝日が昇るまで

 

それで森川先生は「恋愛学」を推し進めることで少子化を解決できるのではと考えているのでしょうが,そもそも「恋愛学」って何なのかということがあります。森川先生のホームページには以下のように述べられています。

 

質問2 「恋愛学」とは何ですか?

この言葉も造語ですが、日本語名を誰がどのような経緯で作ったのかは存じ上げません。「恋愛科学」と呼ぶ学者もいますが、恋愛を科学する点を強調してのことだと思います。自分はシンプルに「恋愛学」という言葉を使っています。英語では「配偶者選択理論」と言います。英語表記で「Mate Selection Theories」です。

 

20世紀まではマウスとか鳥とかいった動物の「つがい」の法則を研究することが主流でしたが、特に21世紀に入って人間の間の配偶者選択の法則を研究することが盛んになりました。ニューメキシコ大学のソーンヒルとギャングスタッド博士、テキサス大学のバス博士等がこの分野の草分けです。恋愛学の火付け役は動物学や進化生物学の分野での研究ですが、他の領域でも徐々に説得力のある仮説も増えてゆき、現在では、ほとんどの社会科学においても研究が行われています。社会科学では特に進化心理学が突出していますが、心理学の他に、社会学、経済学、人類学、政治学の分野でも人間の恋愛を、人間が行う最も重要な意思決定の一つと考えて、研究が行われています。

 

 

私自身の恋愛学は、学際的で、政治学の他に、上記の分野での仮説を総合的に使っています。恋愛学のうち、当初は五感と恋愛の関係に興味を持っていましたが、最近は、恋愛市場における恋愛のメカニズムや、より実践的なモテ術を研究するようになっています。

良くある質問

 

学問として人間が行う意思決定がどのようなメカニズムで行われているのか研究することに意味があるとは思いますが,そこからなぜモテ術に行くのか,これがよく分からないというのがあります。さらに以下のように言ってしまうとモテ術も何もないように思うわけです。「学際的」と言ってなんでもアリみたいになってしまっているのでしょうか。

 

女性の中には、自分の年収が上がることがモテにつながると考えている人もいますが、それは勘違いです。生物としての女性の魅力は、19~20歳がピーク。女性誌を見ると「30代後半がモテキ」と書かれていますが、事実とは異なります。

高学歴の稼げる女性はなぜ結婚できないのか?--森川友義・早稲田大学国際教養学部教授 | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 

個々がモテ術などを学ぶことに異論はありませんが,それで結婚の問題や少子化問題が解決するとしてしまってはいけません。このような議論はすぐに「モテないのはお前が悪い」「結婚できないのはお前が悪い」となりかねません。先ほどの引用箇所によれば「婚期を逃した」と言われるわけです。

 

個人ベースで結婚や少子化の問題を論じるのではなく,税制の問題も含め,社会制度としてどうしていけばいいのか考えなければ少子化問題は解決しないと思いますがどうでしょうか?私自身は少子化を解決するために子供をもっと産みたい人に積極的に支援すべきだと思いますが。

もはや「3人っ子政策」「4人っ子政策」しかない~未婚社会に備える - いつか朝日が昇るまで

 

 

「絶望の時代」の希望の恋愛学

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