いつか朝日が昇るまで

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保育の事故が起こった時,責任は行政が取るべきだ

以下の新聞記事を読みました。大変不幸な事故(事件)で,このようなことは先日のベビーシッター事件を見るまでもなく日常的に起こる可能性があるのだと思います。まさにこの記事のタイトルにもあるように「責任」は一体どこにあるのでしょうか?

 

当時、大阪府八尾市に住んでいた真希さんは、自分が病院に行く間の1時間、八尾市のファミリー・サポート・センター事業(ファミサポ)で紹介された女性宅に、生後5カ月のさつきちゃんを預けた。

 

 だが、診察を終えて迎えに行くと、女性が「救急車!」と叫んでいた。何が起こったのかわからないまま救急車へ。さつきちゃんは心肺停止状態だった。病院に着いて15分後に心臓は動いたが、低酸素性脳症で脳死状態に陥った。

 

 真希さんと夫の朋樹さん(35)は、うつぶせ寝による窒息を疑った。女性はうつぶせ寝をさせたことは認めたが、「危険性は知らなかった」とし、途中から弁護士を代理人に立てて話し合いに出てこなくなった。

 

 夫妻は八尾市に調査を求めた。しかし、市は「当事者間の問題です」と不介入の立場を示した。事故時の対応は「当事者間で解決する」と定めていたからだ。ただ、夫妻はそのことを知らされていなかった。

 

 11年12月、夫妻らが第三者を交えた調査を求める約8万筆の署名を市議会に提出すると、市は一転して「原因は不明」とする内部による報告書をまとめ、12年3月に議会に配った。夫妻への聞き取りはなく、連絡は議会のあとだった。

 

 13年10月10日朝、意識不明のまま、3年近く闘ったさつきちゃんが息を引き取った。人工呼吸器につながれて抱きしめられなかった分、夫妻は何度も我が子を抱きしめた。

 

 「このまま何事もなかったかのように物事が進むのは耐えられない」

 

 夫妻は翌11月、市や女性などに損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。市側は新たに「心肺停止の原因はウイルス感染によるもの」と反論し、法的責任も否定している。両親は今年4月、業務上過失致死容疑で女性を刑事告訴した。

 預けた娘の死、責任どこに 行政仲介の育児支援巡る事故:朝日新聞デジタル

 

 

ベビーカーの問題もそうなのですが,結局誰が責任をとるのかが明確になっていないばかりにベビーカーであれば利用者同士,今回であれば預かる側と預ける側の対立構図になってしまうんですね。

マーク作って問題が解決するならこんなに楽なことはない~ベビーカー優先マークについて - いつか朝日が昇るまで

 

今回のケースでは行政は「原因は不明」で逃げる。当然預けた側は預けた先を訴える。プロではありませんし,こういう事故が起こる可能性はあるわけですが,そういうことを考えずに行政が何もしないのだとしたら,インターネットのベビーシッター紹介と何ら変わりがありません。

 

経験者は、預ける側と預かる側の情報共有の大切さを指摘する。関西在住の50代の女性は過去1千日以上子どもを預かってきた。「健康状態などの情報が不十分と思えば直前の依頼は断ることもある」という。「行政は子どもの成育状況と預かる側の経験を把握したうえで、両者を引き合わせることが大切」と話す。

 

 

 中山徹・奈良女子大教授(家政学)は「行政は情報共有の新たな仕組みを整えるべきだ。保育の質も向上し、コストもかからない」と述べ、双方のマッチングの充実を提言している。(飯島健太)

 

 

そうです,責任には行政にあるということを明確にしないとこのような悲劇は終わりませんし,不幸にも善意で預かる側が一生その傷を背負っていかなければならないという状況になる可能性もあります。

 

特に0歳児は危険なのだから,そういう子供をファミサポで預けるというのは無理なのではないでしょうか?横浜市の場合,横浜保育室は0歳~2歳児までを預かる施設です。ただほとんどのところで一時保育はできません。0歳児に関してはこういう施設で預かることができるようにして,プロに見てもらう方が良いと思いますがどうでしょうか?

http://www.city.yokohama.lg.jp/kodomo/unei/hoikuseido/file/ysitufutankeigen.pdf

 

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