いつか朝日が昇るまで

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聴いた子どもの声を社会に発信すること~よこはまチャイルドラインより

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横浜にNPO法人「よこはまチャイルドライン」というのがあります。こちらのNPOは「聴いた子どもの声を社会に発信すること」を目的としています。私は見ていないのですが,昨年度はNHKEテレの番組「エデュカチオ!」で子どもの声を紹介したようです。今回は「WITH YOU」というチャイルドラインが発行している情報誌第44号から,そこに寄せられる子どもたちの声とそれをどう受け止めるのか,について紹介し考えてみたいと思います。

エデュカチオ! - NHK

 

自分たちのことを分かって欲しい

なぜ子どもたちの声を発信するのか。以下のように述べています。

 

おとなの世界と子どもの世界がこれだけ乖離している現在,子どもの気持ちや置かれた状況はなかなかおとなには届きません。ここに子どもの声に耳を傾ける意味も必要も生まれてくるのですが,同時にその声を聴いているチャイルドラインが,子どもの声の代弁者としてきちんと社会に発信することが求められてきます。 

 

 ただそれを発信する場は限定されており,なかなか世の中に出ていかないというのも事実のようです。そんな中,NHKで紹介できたというのは非常に良かったということです。例えばテーマが「まわりの空気を過剰に気にする子どもたち」では以下のような子どもたちの声が紹介されました。

 

「クラスのイケてる子から『えー!?』と言われるのが怖いです。みんなもすぐに言い出すので思うようにしゃべれません」(小学生女子)

「最近,仲間はずれにされている気がします。確かめたいけど,相手も自分も傷つくかもと思うと怖くて聞けません」(小学生女子)

「学校に行きたくないことをお母さんに言えません。余計な心配をかけるかと思うと言いだしづらいです」(小学生女子) 

 

私も無視された経験がありますから,この気持ちはとてもよく分かります。日々,周りの友達との関係でビクビクしながら生活していました。そういう声を届ける場所って確かになったですね。親も先生もハードルが高いです。

 

わかったつもりがこわい

この取材をおこなったNHKの原さんは以下のように述べています。

 

「いまの子どもや親を見ていて,何で?と疑問に思うことも多かったのですが,わたしは子どもがいないので,いまの子どもたちを理解するのにいつのまにか自分の子ども時代を基準にして考えていました。チャイルドラインを取材して,自分を基準に考えると,いまの子どもたちをとても理解できないということがわかりました」。

 

こういうことは子育てにもあてはまっていて,自分たちの時代,自分たちの子育てを基準に物事を見るわけで,世代間のギャップはかなり出てきます。しかし,それを基準に考えていては今の子育ての悩み,子どもたちの悩みは理解できないというのは事実でしょう。

 

「わかったつもりになっている自分がこわい」と言う原さんですが,じつは多くのおとなが子どものことをわかったつもりになっているのではないでしょうか。

 これでは,子どもたちが「おとなはちっともわかってくれない」と嘆くのも仕方がないことですし,山積する子どもの問題の解決にはほど遠いということになってしまいます。子どもの実情を正しく理解していないのに,どうして問題解決が図られるのでしょうか。

 おとなが先入観を排除して子どもたちの声に真摯に向き合うこと。そこからまず,はじめるしかありません。 

 

子どもたちの声に真摯に向き合い,それを生かすことができる社会。これはとても難しいことではありますが,大人たちがそれを考えなければいけないのも事実です。また苦しんでいる子どもたちは他にも多くいるわけですから,その子どもたちの声を吸い上げる仕組みも不足しています。

 

昨日も書きましたが子育てに終わりはありません。親も大変ですが子どもたちも悩みを抱えて生きています。そういう悩みを解決できるような場ができるようにと願っていますし,自分たちで作ることができるなら作っていきたいと思っています。

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チャイルドラインで学んだ 子どもの気持ちを聴くスキル

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