いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

誰も子育てに自信が持てない

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以下の掲示板読んでとてもつらい気持ちになりました。現在,子育てをしている身としてはどうしても親の側に立ってしまいますが,自分が人の親になる前はこの息子と同じようなスタンスで親と接していたと思います。ほとんど家には帰らなかったので。

息子に絶縁された。25年間の子育ては間違っていたのかな。妻はあの日以降、抜け殻状態。 : 鬼女速

 

この息子さんは以下のような手紙を残してその場を立ち去ったようですが,これらをすべて防ぐことが可能であったのかどうかは分かりませんし,別の方策を講じたとしても同じような状況になったかもしれません。

 

引っ越しが終わって「あなた達との縁はこれまでです。」と突然の敬語調に俺らオドオドしてた。

息子は口下手なので、この日のために書いたであろう手紙を朗読して渡してくれた。
言い分をまとめると

・ろくな人生じゃなかった、ろくな青春じゃなかった

・友達はいない、彼女もいない、職もつくのに苦労した。全ては人とまともに話せないせい

・それはなぜ?転勤族で交友関係をうまく築けなかったから。自分は人との話し方、人との距離のとり方、友達同士のノリ、それら全てを知らない。知る機会さえあなた達に奪われた

・高校、大学って一人でいて、あなた達にはそれが居心地良さそうに写ったかもしれないけれど、そういった友達の存在を思春期の子供が諦めていたと思う?それでも友達を作る勇気がなかったんだよ?長く友達がいなかったせいで、人とまともに話せなかったんだよ?

・生きていたら理不尽なことはいくらでもやってくる、自分より不遇な人だって世の中にはいる、それは理解できる。それでも子供の気持ちを蔑ろにして引っ越すことが親のすること?

・あなた達にも親の都合というものがあったんだろうし、今自分が言っていることは(自分がこんな性格になってしまったことを)あなた達のせいにして逃げているだけの責任転嫁にすぎない、それもわかっている。

・だからもう、誰とも関わりたくない、親であるあなた達とも。これから先は仕事先の人間関係だけで十分。就職先に公務員を選んだのも、人間関係が限定されるから。

・今この瞬間から他人同士。さようなら。

・なお、今日までに自分にかかった養育費・教育費は今すぐにとはいえませんが、相当額が貯まり次第振り込みますので、お待ちください。

 

子育てというのは何が正解か分からないし,同じ親から産まれた子どもで,同じように子育てをしても全く違う結果になるなんてこともあります。人に危害を加えたい,盗みを働きたいと思う時に,それを実際にしてしまった原因とそれを止めた原因にそれほど大きな差はなく,むしろどのような人間もそのようなことを行ってしまう危険があるのではないか,そう思います。そういう意味では子育ての影響力はそれほど大きくないのかもしれません。

 

私自身は周りから見れば満たされた人生だったように見えるかもしれませんが,いじめを受けたこともありますし,親に対してずっと不満を持っていました。だから先ほども書いたようにこの息子の気持ちも分かります。

いじめの後遺症~どう影響したか - いつか朝日が昇るまで

 

以前母親が懇意にしている占い師の所にいっしょにいたところ,いろいろと話すことを要求され,その時に「自分は今,対人関係に悩んでいる」と話したら,母親が「えっ,そうなの?」と言ってきて,ああ,この人は俺の苦しみは全く理解していなかったんだなと新ためて思って気分が沈みました。

 

その後,母親もいろいろ考えたらしく,「しっかりあなたたちに向き合えなくてごめん。それでもそんなに立派に育ってくれてありがとう」というメールが来ましたが,母親との溝は深いと思っています。それでも妻が私の母親と仲良くしてくれているので,私と母の関係が以前よりうまくいっているのかもしれません。詳しくは以下の記事をご覧ください。

母との心の距離は果てしなく遠い - いつか朝日が昇るまで

 

今,思えば3人兄弟の長男であり,小さい時からあまり母親と関わってこなかったのかもしれません。その代わり祖母が私の面倒を見てくれており,それがその後の人生に大きな影響を与えたと今でも思っています。

 

ただこれもまた私の人生であり,同じような環境に育っても違った状況になる人もいるでしょう。それで今,自分は子育てをする立場にいる。いろいろな子育て論が出ていますが,すべてに共通しているのは子どもを愛してあげること。自分は祖母との関係が深い事もあり,親に愛された記憶がない(親はおそらく愛情をかけた思っている)ので,「愛情をかける」というのがどういうことなのかよく分からない部分もありますが,自分の気持ちを素直に話し,相手の話を聞いて付き合ってあげること。そんなことを実践しています。もしかしたら私の子育ても間違いかもしれません。息子が25歳になった時,「親と縁を切りたい」というかもしれません。でも後悔はしません。今の自分ができる「愛情」をすべて注いでいるわけですから。

 

 

子どもへのまなざし

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