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いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

子育ては愛情をかけるぐらいしかできないよね~「心をかける子育て」より

子育て

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子育てについてのエントリーをいくつか読みました。基本的に答えは同じで愛情をかけて子どもに接するというのが重要だと思います。fujiponさんも以下のように書いていました。

 「愛情を持って娘をフォローすること」というか、「どんなに自分が不快な思いをしても、子どもにコミットしようとし続けること」が、たぶん、いちばん大事なのではないかと思います。

 妻として、母としての「致命的に教育できない人」 - いつか電池がきれるまで

 

 

そうは言っても子供には口を出したくなりますし,期待もしたくなります。そんな時に「これではダメだな」と原点に返るためにも以下の本を紹介したいと思います。

 

 

 

みなさんは佐藤初女さんをご存知ですか?おむすびで有名かもしれませんが,料理を通して心に苦しみを抱える人たちの手助けをしている人です。その方が子育てについて書いていて,それは自分の子育ての反省も含めて書かれており,私達の子育てにも役立つと思っています。

 

まず最初に「佐藤初女さんからみなさんへ」という章があります。そこには以下のようなことが書かれています。これが佐藤さんの子育ての前提でしょうし,全てでしょう。

 親はよかれと思ってやっていても,でもそれは間違った愛情なんですよ。親自身が自分の中に子どもの理想像を描いているわけです。それを追求していくから,子どもは苦しくなっていくのでしょう。親は自分の願望ではなく,子どもの心の芽が育つよう,子どもと心を通わせ,そしてサポートしていくこと。言葉ではなく親の生き方,姿そのものが教えになりますから,親がはっきりと信念を持つことだと思います。(4頁) 

 

確かにそうなのかもしれない。親自身の人生が充実していれば過度に子どもに期待するようなこともないですし,そんな頑張っている,楽しんでいる親の姿を見れば子どもはその親の姿を見て育っていく。

 

以前,塾で親と面談した際に「私はこの子に私と同じような人生を送ってほしくない」と言われたことがあります。「これは進路面談なのですが…」と思いましたが,そうとは言えず,ひたすら聞き役に徹していました。そういう感じですので,子どもにかなり期待していて,子どもに勉強をさせたいという熱意というものを強く感じました。その時はまだ結婚もしていなかったので,「大丈夫かな,この親は」と思いましたが,今ならその気持ちは理解できます。

 

佐藤初女さん自身も以下のように書いていて,子どもに願望を押し付けないというのはとても難しことだと分かります。

私の例をとると,息子は答案の結果をしゃべりませんでした。よくても悪くても,いつもだめなような顔をしている。なぜなら,親が慢心することを知っているからです。結果がよいと親がうぬぼれるのを子どもはよくわかっているのですね。それでも,親は結果が知りたいものだから,当時は学校に成績が張り出されていたのですが,それをこっそりと見に行ったりしてね。そういうことは,子どもは絶対に嫌ですよ。自分の願望を通したことは,私もたいへん反省になっています。ですから,そういうことのないように,あくまでも子どもの心を尊重して,その芽が育つようにすればよかったと思っていますね。(14頁)

 

親の期待を一身に受けて育つのは大変です。そのプレッシャーは相当のものでしょう。我が家の場合,「子どもはいずれ去っていくもの」という前提で,自分たちの生活をどうしていくのか,子育てが終わったらどうするかを話しています。親だから,いえ,親だからこそ自分たちの人生を充実させなければならないのでしょう。

 

さらに子育てにおいてとても重要なのは「待つ」ということ。これはよく言われることですがとても難しいことですよね。

 いま子どもが少ないので手をかけたいと思う気持ちはわかりますが,大切なのは,手をかけるのではなく,心をかけること。親の考えはひとまず心に留めて,子どもの答えが出るのを待っていれば,それでいいのです。親って自分の願望が大きいですから,子どものが苦しんでいるのに気づかず,自分の考えでおし進めがちです。でも心で目をかけていれば,必ず気づきと発見がありますから,子どもは自分が望むように,芽が育つように伸びるでしょうね。(92頁)

 

「待つ」というのはある意味,覚悟が必要ですよね。子どもがどんな結論を出してもそれを信じて応援する。そういう覚悟って持つのが難しいですね。例えば学校中退したいと言われれば,最初は受け入れるのが難しいでしょう。でもその選択を信じることが重要であり,それが「待つ」ということです。私たちもこれからそういう状況になるかもしれないので,心しておかないといけません。

 

さらに佐藤さんは以下のように続けます。

 それでも,つい手を出したくなるお母さんは,子どもに手をかけるぶんを,お母さん自身が自分の手を使ってやってみてはどうでしょうか。

 料理でも掃除でも最近はボタンひとつが流行ですが,手を十分に使いこなすことは,とても大事です。お母さんが自分の手を使って仕事をしていれば,子どもは「やりたい」と自然に寄ってきます。子どもは,じっと親のほうを見ながらやりますから,それでヒントをつかんでうまくできたら,そこでほめてあげる。そういう配慮をとりたいですね。(92頁) 

 

先ほど書いたように親自身が自分たちがやるべきことを見つけること。それは家事だけに限りません。そうやって親自身が自分たちの人生を歩んでいくことこそが子供の心を育てることにつながるのかもしれませんね。