いつか朝日が昇るまで

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男が育児に参加して分かること~「子育て主夫青春物語」より

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男性も育児に参加しようということで「イクメン」という言葉も作られましたが,実際には男性が育休を取ってまで育児に参加するところまでいっていないようです。その原因は日本の企業の風土や社会制度によるところも大きいでしょう。

 

なぜ、日本は育休取得男性を罰するのか?

それは、日本の会社では、休まず、長い時間会社にいる奴がエライとみなされる――長時間労働至上信仰――が未だに強いからだと思います。

男の育休「賛成9割、取得2%」の理由 女の言い分、男の言い分:PRESIDENT Online - プレジデント

  

私自身は会社に正社員として勤めておりませんので,平日にも育児に参加し,育児の大変さも分かっているつもりです。だからといって自分のことを「イクメン」と呼ぶ必要もないですし,そう言って笑っている余裕もありませんでした(笑)。

 

例えば2歳になるまで,子どもが朝の5時前に起床していたので妻を休ませるべく,朝寝をさせに外に毎朝散歩に行きました。雨の日も外に出ていました。あのころが一番の運動していたのかもしれません(笑)。それ以外にも大変なことがたくさんありましたし,今度第2子が産まれるので今度も同じことにならないかという若干の不安はあります。でも第1子で得た経験がいろいろと役に立つのではという期待も抱いています。

 

そんな私ですが,結婚した時は子どもを持つ予定はありませんでした。これは妻も同様です。でも,何となくですが子どもを持っても良いかもと思えるようになり,そうしたらすぐに子どもを授かりました。ですから最初から育児とは何かとか考えたこともありませんし,育児に対して具体的なイメージも抱いていませんでした。男性が抱いている育児のイメージって実際にやってみないと分からないレベルだと思います。

 

以下の本はそんな普通の男性が育休を経て,その後,会社を退職。そして専業主夫となる話です。専業主夫だから最初から育児に対する意識が高かったのだろうと思うかもしれませんが,私と同様,子育てに関して理解してはいなかったようです。実際,この本には以下のように書かれてました。

 

(育児休業をとることになって)

 周りの反応はさまざまだった。一番多かったのは,「いいなあ,これから仕事しなくていいんだろ。好きなこと出来るじゃん」という反応。私もまんざらではなく,笑っていた。「空いた時間に好きな読書でもしよう」と,本気で思っていたのである。今思い返すと,いい気なものだ。

 そして主夫生活がスタートした。始まってみてびっくり!息子と遊び,おむつを換え,ミルクをあげ,泣けばあやし,散歩に出かけ,お風呂に入れて,料理をしてとするうちに,一日があっという間に過ぎていく。寝る前に思い出してみても,今日一日何をしたのかわからない。かと言って,ぼーっとしていたわけではないのだ。誰にともなく,言い訳をしてみる。でも,昼間は息子と二人っきり。そんな言い訳を聞いてくれる人もいない。

 「空いた時間に読書」なんて,夢物語だったのだ。そのとき初めて気が付いた。もっと楽なものを想像していた,自分が甘かったのだ。(3-4頁)

 

 

子育て主夫青春物語「東大卒」より家族が大事

子育て主夫青春物語「東大卒」より家族が大事

 

 

この本は子育てを男がすべき主張しているものではないので,押し付けがましいところがないのがとても良いです。私も家族には様々な形があっていいので,男性が育児をして女性が働いても構わないと思うわけです。

 

この著者は最初は会社を辞めるつもりはなかったのですが,妻がアメリカで仕事をするということで会社を辞めるという選択をしたそうです。家族と一緒にいることを優先した結果でしょうが,なかなかできるものではありませんね。そういう本でありますので,この本を読んで「男も育児できるぞ」とあまり旦那さんを責める道具には使わないでくださいね(笑)。

 

さて,今回,すべての内容を紹介することはできないので,私自身も難しいと感じだことで,この著者も悩んでいたのでその部分を紹介したいと思います。それは育児中のママたちの関わり方と周囲の扱いです。

 

(4か月検診での話)

妻の来ない二日目は,もっと大変だった。ほとんど「無視」されるのである。順番が来て,呼ばれて立ち上がろうとすると,「あ,ママはトイレ?戻ってきたら声かけてね」といった具合だ。(43頁)

 

(児童館での話)

そもそも1歳にもなると,ママさんたちはすでにグループができていて,新入りがそこに入り込んでいくのは相当難しかった。その日はすごすごと帰宅した。(44頁)

 

土曜日は比較的お父さんが病院に連れてくることもありましたが,私の場合,子どもが3か月以前から,しかも平日に赤ちゃんを連れて病院に行っていたので,さすがにこんなに小さい子どもを連れてくる父親は珍しかったようです。看護婦さんにも言われました。だから最初は医者の聞き方も「お父さんで分かるの?」みたいな感じでしたが,そこは息子のかかりつけ医になったので,その後はそういう聞き方はされませんでした。ただたまに知らない病院に行くと,「お父さんでは分からないでしょ」みたいな聞き方をされません。この前も「息子さん,ぜんそくだって言われたことありません?」とへらへらしながら聞かれたので,詳しく説明してあげました(笑)。

 

4か月検診も一緒に行ったのですが,男性が来ている割合は少ないですね。なぜなら平日だから。なんで土日にしないのかよく分からないところです。私たちにとっての4か月検診は保健士の言葉に妻が号泣するという状況で,本当に妻は大変だったのだなということを再認識させられた場でした。

子育て中の出会いと妊娠時の人の優しさ - いつか朝日が昇るまで

 

子育て広場では男性はとても歓迎されました。とにかく男性の利用者を増やしたいというスタッフの熱意の下,最近では土曜日にパパ会なども開催されています。私は平日に子どもを連れて利用していましたので,かなりの有名人になってしまいました(汗)。しかし私は人とコミュニケーションをとるのは苦手ですので,ママたちの輪に入るということはしませんでしたし,それで快適でした。そこら辺はこの著者との大きな違いです。

 

ただ全く他のママたちと話すことがないわけではなく,子育て支援の方がいるときは,その広場全体が話し合いの場になって,子育て支援の方にいろいろ話を振られたものです。ただある時,見知らぬ人と夫婦だと思われていたのにはびっくりしました。男の人が一人で来るのって今の時代でも珍しいですからね…。

子育て広場で育児ママたちの輪の中に入って思うこと - いつか朝日が昇るまで

 

他にも男性が育児に参加すると,珍しいと思われることが多いのでは事実です。というかその前に平日の昼間に出歩いている男性がおかしいと思われている可能性もあります(笑)。 

 

さいごに

「男も育児に参加しろ!!」とはよく言われるのですが,いざ参加してみるとそこにはさまざまな壁があるのも事実なんです。もちろんそのような壁は自分で取り払っていくことは可能ですが,奥様方には男性も育児に参加することでさまざまな悩みを持つということは理解して,暖かく見守ってほしいものです。男性は女性以上に子育ての素人なのですから…。