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いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

男女別学が少子化対策になるという素晴らしい提案がなされていたようです

子育て

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私の実家があります静岡県の知事が斬新な少子化対策を提案してくれていたのを知っていましたか?それは「男女別学」です。そのすばらしい提案を紹介しましょう。

 

川勝平太知事は27日の県議会一般質問で、近く発足する人口減少問題を考える県の有識者会議で高校の男女別学が議論される可能性もあるとの見方を示した。思春期の女子について、「生理学的に男性より早く成熟する。同年齢の男の子より自分の方が成績が高いわけだから、男の子を尊敬するというふうなことがなかなかできにくい」と知事。だから男女交際に発展しないという指摘とみられる。

 

(中略)

 

有識者会議から「ひょっとすると思春期の男女共学は一度やめてみては」との検証結果が出る可能性があるのではないかと指摘。別学になった場合、「大学で一緒になればお互いの尊敬やあこがれという念が深まるということもあろうかと存じます」と述べた。

静岡)知事「思春期では生理学的に女性が優秀」:朝日新聞デジタル

 

まずですね,男女交際に尊敬なんて高尚なものが必要かということがあるんですよね。好きとか嫌いとかにたいした理由はないように思うのですが,ここら辺は恋愛マスターの方々にお任せします。

 

また,そもそも男女別学の利点ってそういう所ではないはずです。以下のホームページではその利点を5つ上げています。

 

では、男女別学の利点を5つに分けてみていきたいと思います。
1.男女の特性(違い)に応じた教育
2.異性の目を気にしないで、のびのびできる
3.男女ともに主役になれる
4.教師のサポート・模範(ロールモデル
5.結果的に学力が向上する

http://www.sse-j.org/kouen8102.pdf

 

それで異性に関する項目ですが,実際に男女別学に通っている人はどのような意識であるのかというと,以下のような結果になっています。

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また男女別学校の良さとしてあげられるのは、異性の目を気にしすぎて萎縮することなく、自分らしさを発揮しやすい環境にいられるということです。
生活の場に異性がいるのは自然ですが、男子も女子もそれぞれ、自分をよりよく見せたいという意識がどうしても出てきます。それは悪いことではないと思います。
そういう気持ちが、活動の発奮材料になることもあるでしょう。
が、異性からどう見られているかが気になって、容姿や髪型などの外観に必要以上にこだわり、劣等感や優越感の間を揺れ動きやすいのが、この思春期の子どもたちです。
悪く思われたくない、嫌われなくないという意識が働き、消極的になることも女子に多いのです。
本来、外観よりもむしろ知性や心という目に見えにくい人間性を磨き育てていく時期においては、それはたいへん残念なことです。
その点、男女別学校では、異性の目を過度に気にしなくてよい環境に身をおけます。
そのことは、子どもたちが本来、なすべき学習をする上では適しているのです。
男女別の授業を受けている多くの生徒は、授業について分からないことを手を上げて聞くことに対して抵抗が少ないようです。
彼らは異性を意識することによる恥ずかしさや異性から馬鹿にされるかもしれないという不安がないからです。
ヒラリー・クリントンは、高校までは共学でしたが、ウェルズリー女子大学に入り、男女別学の良さを知るに至りました。彼女は自伝の中で女子校の良さについてこう述べています。
「男子学生がいないということで心理的な空間が広がり、月曜から金曜午後までは、外見を気にしなくていい安全地帯ができた。勉強に集中して気が散らず、授業に出て行く時も自分の容姿など気にかけなかった。」(ヒラリー・ロダム・クリントン著『リビング・ヒストリー』早川書房
子どもたちにとって自分らしく伸び伸びとした環境で生活できることは大切です。そのような環境では、学習にも集中でき、自分の能力を発揮しやいのです。

http://www.sse-j.org/kouen8102.pdf

 

こうした意見を読むと,ここから異性に対する憧れが育つとは言えないですよね。むしろ異性がいない方が快適に過ごせるということで,付き合わない人が増えるのではないでしょうか。そのため以下のような批判は当然出てくるわけです。

 

 男女交際についても、アメリカの高校を見ていれば、勉強熱心な学生でもみんな交際のパートナーがいるし、パートナーとの真剣な会話を通じて自分の進路や専門性を考えたりしているわけです。そうした経験を高校生の時に積んできた人間と、男女が隔離された環境で、異性との自然なコミュニケーションの経験が不足したまま育った人間では、ビジネスにしても社交にしてもどちらが「パワーエリート」になれるかというのは一目瞭然だと思います。

 そこまで大げさな議論にしなくても、非婚少子化女性専用車両の存在など、男女隔離社会の弊害はいくらでも指摘できるように思います。日本社会が更に開かれた社会になるためには思い切って高校の共学化を進めるべきであって、別学を拡大するなどというのは言語道断だと思います。

 中高生の「男女別学」にはメリットがあるのか? | 冷泉彰彦 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 

 

人それぞれ考えが違うので共学が必ずしも良いとは思いませんが,それにしても男女別学を少子化問題と結びつけるという知事のセンスに不安を感じずにはいられません。実家に帰って地元の人たちに話を聞いてみたいと思いますが,みなさんはどう思いますか?

 

 

なぜ男女別学は子どもを伸ばすのか (学研新書)

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