いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

就職活動は一回もしたことがないけど生きているという話

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以下の二つのエントリーが並んでいた。就活に失敗して良かった人と悪かった人のものである。

どんな時代でも2割くらいの人間は就活を通してゾンビになる

就活失敗して良かった

 

 

私は就職活動そのものをしていないが,我が弟は就活失敗組だ。大学で留年し,就職もできずそのまま実家で引きこもりへ。周囲には「医学部を受けるんだ」と言っていたが,何をしているのかよく分からない状況であった。そんな弟も祖母の死をきっかけに地元の企業に就職し,今でも同じ企業で働いている。

 

ひきこもりからの脱出~我が弟の場合 - いつか朝日が昇るまで

 

そんな弟は就職活動を全くしない正社員にもなったことがない私によく相談していたのだが,私は「○○しなさい」とは最後まで言わなかった。引きこもっていても別に悪いことがないのではないかとも思ったからである。だから「ゾンビ」などど自分を卑下する必要は全くなく,むしろそうすることで自分自身の価値を下げてしまっているのではないかと思ってしまう。

 

 俺はバブルだろうが今であろうがどちらにせよイニシエーションを乗り越えられない。

そして、ゾンビになって他人に利用されることしか出来ない。

ブラック企業の餌になって、社会悪をのさばらせてる現状の私は、被害者でもあるがそれ以上に加害者でもある。

それでも消えたくないから生まれてきてごめんなさいって毎日親に謝りながら今日もゾンビ活動してる。 

もっと強くなりたかった。

どんな時代でも2割くらいの人間は就活を通してゾンビになる

 

そしてこういう状況になるのは強い弱いという問題ではない。人生においては運がとても重要な要素だ。ただその運を引き寄せることができなかったという話である。ただしその運も引き寄せるためには自分から行動を起こして行く必要があると「就活失敗して良かった」の方から学べるだろう。

 

>運が良かっただけだろ?
たぶん、その通りです。運が良かっただけです。
でも、無事故ではないです。書きませんでしたが、
スーパーブラックに入って1か月で頭はげて辞めたり、
彼女に振られてどん底まで落ち込んだり(半年後に寄りは戻せたけど)、
転職面接で落ちた次の日に、取引先だった知り合いから
仕事の話いただいたりと、紆余曲折は今でもしょっちゅうしてます。

なんというか、就活失敗したおかげで、
転び方が上手になったと思うんですよね。
おそらく明日会社クビになっても生きていける感覚とか、
そういうの順風満帆だったら持てなかったと思います。

就活失敗して良かった

 

それで運をつかむためには自ら動いてくというのはとても重要である。しかもアルバイトでも良いのでそれが自分の経歴になるような仕事をしていくこと。同じ時給でもプログラミングをしていたことがある人間と飲食業で働いていた人間ではその後の仕事に繋がる可能性という意味では全然違う。上記増田も積極的にプログラムの方へとアプローチした結果,今があるようである。

 

翻って私であるが,全く就職活動をしたことがないのだが,仕事を自分でして生きていくということに関しては上記増田と意見を同じくする部分が大きい。だから僭越ながら,もし不幸にして正社員として就職できなかった人に少しでもアドバイスできればと思う。

 

バイト歴約20年が驚きだと言われたので - いつか朝日が昇るまで

 

まず重要なのは「ゾンビ」などど自分を卑下しないこと。実は業界によっては君のことを必要としている人はたくさんいる。私は大学院博士課程を単位取得退学しているが,そんな人間を一般企業で雇う所はない(ただし文系の場合)。しかし。塾業界は違う。博士課程で現況していたという経歴が唯一評価される場だ。

 

またこの業界は正社員もアルバイトも関係ない。どこの塾で何をどれくらい教えていたかというのがとても重要であり,時給もそれによってアップしていく。私の時給は塾講師を始めたときよりも1000円以上高くなった。さらに望むなら正社員になることも可能である。ブラックではあるけれども…。

 

「就活に失敗して良かった」という増田も自分の技術を身につけるべく,金は良いからとウェブ業界に飛び込んでいる。

 

 一方でWEB制作の仕事は性に合ったらしく「死ぬほど、エンドユーザのことを考えろ」という作業は自分にとって物凄く楽しい仕事であると知った。

なんとなく総合職で就職しなくてよかった。
就職活動に失敗したおかげで、自分が一生続けたいと思えることを見つけることができた。

業界が変わっても会社が変わっても職種が変わっても「死ぬほど誰かのために考える」という仕事に就き続けれる限り、俺はハッピーだと気付けた。

 就活失敗して良かった

 

 

こうした一連の行動がその後の人生の成功に結びついていったのだろう。私も塾の仕事をするなかでいろいろな人に出会い,幸運にも仕事を多くもらえるようになった。これは確かに運なのだけれども「所詮アルバイトだから」と思わずに,一生懸命やった結果と,とりあえずお金は度外視して経歴になりそうな業務はすべて引き受けたというのは大きいと思う。もう二度と最初に働いた塾では働きたくないと思うほどブラックではあったけれども,ブラックであったがゆえにあらゆることをやらされて身につけたというのはある。

 

それで「ゾンビ」だという増田も我が弟がそうであったようにうまく歯車がかみ合えば人生が好転する可能性はある。我が弟はファッションセンスを磨き,最近ではフルマラソンに挑戦している。信じられないような変わり様である。自分のことを「ゾンビ」だと言わずに,いや「ゾンビ」であってもいいのだけれども,だからダメだと思わずに日常を少しずつ変えてみたらどうだろうか。最後は運,すべては結果論。それは確かだ。でもそこには必ずそれに至るプロセスがある。それはそんなに大したことではなく,誰にでも可能なちょっとした積み重ねとちょっとした勇気ではないだろうか。なぜならバイト生活の私がここまで生きていられる世の中なのだから。

 

 

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