いつか朝日が昇るまで

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「リスク」と「コスト」ばかりを気にして何もしない「リスク」

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最近めっきり忙しくなりすぎてほとんどブログが書けず,ブログの書き方を忘れてしまいました…というのは冗談で,ほんとはもう少し書きたいのですが,それを時間がなかなか許してくれません。

 

炎上案件を扱って,2か月が経ちますが,火に油を注ぐような出来事もありまして,この炎上騒ぎが収まる気配はまだなく,なんとか7月中には終わらせたいと意気込んでおります…。

 

そんな話は本題とは関係ないので置いておくとして,以下の記事を読んで飲み屋で話したことを書きます。

waterman.hatenablog.jp

 

上記記事では以下のように述べられています。

その人は日々、「効率を求めることは否定しないけど、無駄を排除してしまったら、クリエイティブな発想は生まれないと思う」と言っていました。そして、「無駄は楽しいから、適度に無駄がないと、会社やチームの雰囲気もよくならないんだよね」とも。

 

私が飲み屋で他の会社の営業の人や一緒に仕事をしている人と話していた内容は「無駄が必要」という話ではなくて,「リスクやコストを求めすぎると何もできないよね」という話です。何か新しいことを始める際には「リスク」も「コスト」も高くなります。

 

「それ,どれくらいのリスクがあるの?」

「それコストはどれくらい?」

 

こうしたやりとりがなされ,結局その企画はボツになるわけです。もちろんリスク管理やコスト管理が不要な訳ではありません。「リスク」や「コスト」を計算することは必要だけれども,その上でそれをやるのかやらないのかという判断をしなければならないんですよね。それこそが「経営判断」というものでしょう。

 

以下の記事なんていうのはまさにその典型で,「プロ経営者」を雇って失敗し,原点に返ることで成功するという話です。

八木氏は「これで客の待ち時間が平均10分から8分へ2分ほど短縮し、顧客満足度が向上する」と説明したという。ファストフードの即席調理法を無定見に郷土料理の長崎ちゃんぽんに応用したのは明らかだった。冷凍ちゃんぽんは、生麺を茹でて中華鍋で野菜などの具を炒め、それらをスープで合わせる従来の調理法と比べ、味が段違いに劣っていた。そこに399円から450円への値上げが加わり、客足が一挙に遠のいた。
 すると八木氏は07年夏、日本マクドナルドで失敗を経験したクーポンを集客の目玉に導入した。クーポンを持参すると一皿450円のちゃんぽんが100円引きとなり、「値上げ前より安い350円で食べられる」と人気になり、味をあまり気にしない客層の足が戻った。これで成功と過信した八木氏は、クーポン発行を常態化した。
 しかし、クーポン発行の常態化は消費者に実質的な値下げと受け止められ、やがて「長崎ちゃんぽんはまずかろう、安かろう」のイメージが定着、その安さも間もなく消費者に飽きられていった。

biz-journal.jp

 

「コストカット」いうのはとても簡単なんですよね。人員整理すれば良いし,原価を下げれば良いわけですから。しかしそれで収益があがるかどうかは分からないんですよね。逆に客足が遠のいてさらなる赤字に転落することもあるわけです。そこで経営陣が代わり,原点に返るのです。

 

かくして米濱氏が国産野菜100%採用構想を社内で打ち明けたのは、08年9月下旬に行われた定例の役員合宿の席上だった。案の定、役員たちは一様に反対した。「輸入野菜より高価な国産野菜を採用したら、コストを吸収できない」「価格転嫁すれば、さらに客足が遠のく」など、もっともな反対意見が相次いだ。それでも米濱氏の決断は揺るがなかった。
 米濱氏はその時の心境を「日経レストラン」(日経BP社/10年3月4日号)で次のように語っている。
「兄たちと始めたこの商売がどうしてここまで大きくなったのかと考えたら話は簡単。新鮮な国産野菜のみを使い、とにかく『おいしい』ちゃんぽんをお客様に提供してきたからだ。だったら、もう1回原点に戻ればよい。もちろんコストや調達など不安要素を数えたらキリがない。だから、『ごちゃごちゃ言っていないで、とにかくやれ』と役員たちの反対を押し切った」

(3ページ目)マック元社長に潰されかけたリンガーハット、批判&反対殺到の戦略断行で鮮やかな復活 | ビジネスジャーナル

 

こうした成功例は成功したから「リスク」や「コスト」だけで決めてはダメだという話になるわけで,その影には無数の失敗例が隠れているのは確実でしょう。しかし,「リスク」や「コスト」の議論にだけ終始すると,結局何もできません。そして面白くない。楽しいことをやろうとしたら「リスク」も「コスト」もつきものなのですから,むしろそれが失敗した時のための「リスクヘッジ」を考えた方が良いのではないか思うのです。

 

飲み会の席で,こんな話をしているという真面目な会でありました。中小企業が上を目指してくことは大変難しいですが,「リスク」や「コスト」だけに縛られず,楽しいことを自信を持って実行する方が良いという結論だったのですが,皆さんはどう思うでしょうか?

  

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