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いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

ネットをどう楽しめばいいのかという話

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最近,以下の話題がネット上を騒がしていましたね。小4なりすましと言うよく分からない手を使って解散の意義を問うというものでした。ここでは「なぜ小4なの?」とか「AO入試ダメ」みたいな話はとりあえず置いておいて,今一度ネットってどう使ったらいいんでしょうねということを考えたいと思います。

「#どうして解散するんですか?」の事実関係について

 

インターネットというのが非常に身近になったことで誰でも使うことができるようになった一方で,その怖さは伝えられず,昨今ではツイッターでの炎上事件も多発しております。こうした自体が自分に降りかかることがないように,ネットというのはどういうものなのか学習する必要があります。

 

私は特にネットウォッチャーではないので,最近読んだ中川淳一郎さんの本の中身を紹介しつつ,私が思うネットの危険性とその良さを書きたいと思います。

 

ネットのバカ (新潮新書)

ネットのバカ (新潮新書)

 

 

ネットを使い際の注意点

まずはネットに関する基本姿勢として中川さんは以下の4点を挙げています。

 

  • 人間はどんなツールを使おうが,基本的能力がそれによって上がることはない
  • ツールありきではなく,何を言いたいか,何を成し遂げたいかによって人は行動すべき。ネットがそれを達成するために役立つのであれば,積極的に活用する
  • ネットがあろうがなかろうが有能な人は有能なまま,無能な人はネットがあっても無能なまま
  • 1人の人間の人勢が好転するのは人との出会いによる
(24-25頁)

 

この「基本姿勢」を読んだだけでも分かるように,ネットを使っても決してその人の能力が上がっているわけではないという認識が必要だと分かります。ネットで受ける人は現実世界でも受ける人であるわけで,ネットでのみ人気になるなんてことはほとんどないというのが現実だと思います。たとえそうしたことがあっても,それは一過性のブームで終わるでしょうし,いずれ消えていくことでしょう。

 

また中川さんは「ネットの言論は不自由なものである」と言います。ネットの言論は想定する読者以外にまで読まれる可能性があるので,雑誌とは違って言論に制限がかかる可能性はあるとのことです。確かにいろいろなところから批判が飛んでくるのは確かで,それはネットの怖さでもあり,面白さでもあるでしょう。そうした不自由さを前提にした上で面白さを追及するのはそれなりの技術が必要でしょう。以前Hagex (id:hagex) 先生も同じことを書いていましたね。


ブログで「自由に書く」ことは難しい - Hagex-day info

 

また特に注意しなければならないのは「一度の失敗をネットは許してくれない」ということです。

 

結婚しようとした時,転職をしようかと思った時,相手の親や人事部はあなたの名前をネットで検索することだろう。そんな時に一度の失言がもたらした大炎上騒動が出たら結婚の許しや採用をためらうのではないだろうか。

ネット上に多数存在している嫉妬まみれの人々が,リア充(リアルな生活が充実している人)や,待遇の良い会社に入っていると思われる人の人生を狂わせたいと考える場合もあるのだ。

(32頁)

 

ネット社会というのは一度公開されてしまうとそれを消したとしても魚拓として取られている可能性はあるわけで,一生それが付きまとうことにもなります。それを前提としてネット上で発言していくという必要はあるでしょう。

 

さらにこの本では「ネットでウケる12ヶ条」も紹介してくれています。ネットでウケたいという人にはとても参考になりますね。

 

  1. 話題にしたい部分があるものの,突っ込みどころがあるもの
  2. 身近であるもの,B級があるもの
  3. 非常に意見が鋭いもの
  4. テレビで一度紹介されているもの,テレビで人気があるもの,ヤフー・トピックスが選ぶもの
  5. モラルを問うもの
  6. 芸能人関係のもの
  7. エロ
  8. 美人
  9. 時事性があるもの
  10. 他人の不幸
  11. 自分の人生と関係した政策。法改定など
  12. 「ジャズ喫茶理論」にあてはまるもの
(123-124頁)

 

はてなを利用していると分かりますが,こうした記事は確かにウケますね。基本的にはてな村には自分を含めツッコミたい人が多くいますから,1なんていうのはかなりはてブ数が伸びますよね。

 

ちなみにネットで叩かれる,つまり炎上もはてブ数が伸びますよね。ネットで叩かれる方はというと以下の12ヶ条になります。もし炎上したい人は参考にしてください。

 

  1. 上からものを言う,主張が見える
  2. 頑張っている人をおちょくる,特定個人をバカにする
  3. 既存マスコミが過熱報道していることに便乗する
  4. 書き手の「顔」が見える
  5. 反日的な発言をする
  6. 誰かの手間をかけることをやる
  7. 社会的コンセンサスなしに叩く
  8. 強い調子の言葉を使う
  9. 誰かが好きなものを批判・酷評する
  10. 部外者が勝手に何かを言う
  11. 韓国・中国をホメる
  12. 反社会的行為を告白する
(133-134頁)

 

「まだ東京で消耗しているの?」とか「京大出て大企業に就職なんて馬鹿ですか」みたいな主張は叩かれる要素満載ですね。まあそれも織り込み済みでの記事でしょうから炎上しても何も怖くはないとは思いますが。

 

なぜ僕は「炎上」を恐れないのか 年500万円稼ぐプロブロガーの仕事術 (光文社新書)

なぜ僕は「炎上」を恐れないのか 年500万円稼ぐプロブロガーの仕事術 (光文社新書)

 

 

 私にとってネットとは

私自身はどうネットについて考えているかというと,当初はウケないよりはウケたいと考えていたんですね。それでどうしたら多くの人に見てもらえるかと思って,いろいろ考えたんですけど,でもそれって目的がおかしくて,本来の目的って言いたいことを文字で伝えることなんですよね。ウケるために書くわけではないんです。

 

中川さんが最初の「基本姿勢」で示していたように,ネットを使っても自分自身は何も変わりません。本人が面白くない,本人に言いたいことがないのに,ネットでウケようと思ってもウケるわけがありません。これって英語学習と同じでいくら英語がうまくなっても中身がなければ結局英語をしゃべることなんてできないんです。

 

ということで,今はブログはかなり雑多な感じになりまして,子育て,研究,時事問題など自分が感じたことをインターネットというツールを利用して発信していこうと思っています。それがインターネットの良さかなと思っていたわけですが,実はネットの良さって他にもあって,それは意外なことにネットの外にあったんですね。

 

それに関して中川さんもこの本の中で少し触れていることでもあります。

 

人間は完全に考えが合うものではない。一部の発言をもってして全人格を否定し,その人を拒否するのはもったいない。せっかく今はソーシャルメディアがあり,興味のある人に会うためのオファーまでできるようになったので,積極的に利用していけばいいと思うのである。

(204頁) 

 

実はネットで会話していると現実世界で会った時にネタに困らないというのがあります。とくにはてな界隈は共通の話題があるので,自分のように話すのが得意ではない人間も話題に困りません。あの齊藤貴義 (id:netcraft)さんとも二人で話せるわけです(笑)。

 

だから私はネットの可能性ってネットの中ではなくネットの外,つまりはリアルな世界にあるのではないかと思っているんですね。そういう意味ではネットのでの承認欲求もそこを突き抜けるとリアルな世界につながるのではないかと思うわけです。

 

「承認欲求モンスター」の先に「リアルな世界」があるのかもしれない - いつか朝日が昇るまで

 

といういうことで私はネットで自分の学んだことや自分の悩みや辛いこと,楽しいことをブログで紹介すると同時に,外で人と繋がるという別のネットの可能性を見つけ,それを今後も実践していこうと思います。そうすることでネットに使われ,消費されるのではなく,ネットを使って自分の人生を豊かにすることができると思います。皆さんともどこかでお会いできることを楽しみにしています。

 

 

ネットの外に出てみて思ったこと~青二才さんのオフ会にて - いつか朝日が昇るまで

 

 次回はこちらに窺う予定です。


【再告知 オフ会】お食事会オフ会 2014年11月28日(金) - 鈴木です。